2018年の梅雨時、弊社店舗に久しぶりにやって来たのが、京都のしぼり染工房“いづつ„の若旦那、山田智久氏であった。来店の目的はストレッチジーンズを購入し、自らしぼり染めしたジーンズをはきたいが為、である。・・・そうか、その手があったかぁ、と弊社との共同企画となったのが“145s龍巻しぼりストレッチジーンズ”である。

“いづつ„は京都にて明治25年創業、その5代目若旦那が山田智久氏。しぼり染物を最も得意とする工房だ。

では龍巻しぼりの由来をご説明。
戦国時代、武将たちは好んでこのしぼり染め龍巻柄の麻着物を羽織った、という。タツマキを天に上る勇ましい龍に例えたのだろう。
その頃、越後の上杉謙信は京都に訪れている。上杉軍の軍旗に「龍」があり、謙信は龍巻しぼりの麻着物をいたく気に入った・・・というのは夫婦坂流の仮説ではあるが。
四百有余年過ぎた現在、そんなしぼり染は着物からジーンズに。身分など無関係にどなたでも愛用できます。
若旦那が着ているのは麻の龍巻しぼり作務衣。江戸時代には一般庶民も着ていたことだろう。なお、気象現象のタツマキは「竜巻」と書く。しかしこのしぼり染を「龍巻」としているのは、上記上杉の軍旗の件もあるが、若旦那いわく「龍のほうがカッコええ」、ということです。


上杉軍の軍旗、「龍」と「毘」。龍は攻撃の旗印。(山形県米沢にて)


さて、その龍巻しぼりジーンズがどのようにしてできるのかも写真を添えてご説明しなくてはならない。ジーンズと着物の違いはあるものの、そのしぼり染の作業は戦国時代と変わらない。


1.麻ヒモでチカラを込めてジーンズに巻き付ける、男ならではの仕事 2.巻き付けたジーンズは、まるで棒のよう 3.染料に浸け終わった状態 4.麻ヒモをほどけば、染料が染み込んだ部分とそうでない部分とでムラができる。これが龍巻柄となる。・・・この後、自然乾燥(乾燥機は使わない)


「ヒモ巻き作業は1日に5本が限界ですぅ。それ以上はあきまへん。連日もできまへん、腕の筋肉がヘトヘトですぅ~」・・・笑顔で語る若旦那だが、かなりきつい仕事なのは想像できる。
なお、いづつ若旦那のしぼり染は、弊社の他の製品『鹿革しぼり染のガマグチ』『鹿革しぼり染コガネモチホルダー』、そしてワンオフオーダー財布にも。(※過去に京都伏見店で販売していた『いづつしぼりデニム』は、ストレッチデニムではありません)

※写真撮影では龍巻柄が目立ちます。実物は少々落ち着いた柄です。





[ 145s 龍巻しぼりストレッチジーンズ] ・・・伝統の逸品、極少手作業品
■QUALITY:14.5オンス ストレッチデニム
■カラー:
インディゴブルーしぼり染(左右非対称)
■サイズ:30、31、32、33、34、36インチ
■価格:¥25,000 税別
[スソ上げ:無料] ご来店ではその場で。通販の場合は、寸法指定の上、お送りいただければスソ上げして返送いたします。(お送りいただく送料のみご負担ください)

しかし・・・龍巻柄はデニム内側にもし現れる。よって、スソ上げせず折り返して履くのも粋。※仕上りまた下寸法は約88cmなので、うらやましくも足の長い方は不可。

通販はオンラインショップへ(パンツ カテゴリー) >>



[ ご案内とご注意 ]
■しぼり染は、いづつ山田智久氏の手作業です。色合いの濃淡、そして龍巻柄は全て異なります。あらかじめご了承ください。

■量産はまったくできず、極少在庫です。(今のところ限定生産品ではないので、欠品しても少々お待ちいただければ入手可能です)

ペアスロープ 03-3778-2616




<< 35thメニューに戻る