木製のサイフ?・・・と思われるに違いない。木目の柄がそう感じさせるのだろう。
下地の黄褐色は、昔から絹や綿などに染める『柿渋』。そして表面は『JAPAN 』。いやいや、英訳すればそうだが『うるし』。
それらの技法を大胆にも「革の王様」「革の宝石」とも謳われるコードバン(馬の希少な部位)に施す。
さて、革に柿渋染うるし塗りでこのような柄を考え出したのは、石川県に住むアーティスト、ケイ・アラブナ氏。その地は染色や漆塗りの職人が多くいるからヒントを得たのだろう。弊社はその牛革バージョンを初めて目にした。
ところで、比較的リーズナブルな牛革ではなく、なぜ高価なコードバンで製作したのかには大きなワケがある。コードバンでなくては、このような表現ができない・・・と想像して弊社保有のコードバンを石川県に送ったのである。その仕上りは、、、想像を超えていた。


小さなコードバン1枚(馬1頭に2枚だけ採取)で出来るのは、カードケースなら4個、長財布なら1個と小さなグッズのみ。こういった事情なので、とても多くの数量はできません。


※柿渋染うるしは同じ図柄がありません。ひとつひとつ異なります。ご了承ください。

■35W2-KU 柿渋漆二つ折り財布
  SIZE:98x120mm。PRICE:¥45,000
■33CK-KU 柿渋漆カードケース
  SIZE:75x110mm。PRICE:¥22,000
■C2-KU 柿渋染コインケース
  SIZE:98x68mm。PRICE:¥11,000
■31CL-KU 柿渋漆ファスナー長財布
  SIZE:100x195mm。PRICE:¥52,000
■35WL-KU 柿渋染長財布
  SIZE:95x190mm。PRICE:¥52,000
■CKA-KU 柿渋漆キーホルダー
  PRICE:¥4,000

[ QUALITY 全品共通 ]
表革:コードバン(馬の背後希少部位)・・・柿渋染うるし塗り
内側:牛革・・・タン色
[ 極少生産品 ] 全て在庫がある限り
[ 仕様 ]
各アイテムの構造詳細は、各基本モデルのサイトページでご案内しております。・・・こちらへ >>

[オンラインショップ] 上から4番目のアイテム >>



[ 柿渋染漆塗りプロデューサーの横顔 ]
名はケイ・アラブナ、精悍なカッコいい顔だちをしており、どこの国の人かと思ったが、生まれも育ちも東京都練馬区、だそう。
世界各国、放浪の旅をしたからだろうか、現代アートアーティストとはいうものの、日本の伝統工芸の素晴らしさを痛感する。そして現在、石川県小松市で、地域の職人と共に活動。

とにかく変わった発想の持ち主だ。まあ、人並みの考え方ではアーティストとは言えないだろうが、氏のさまざまな作品に、それが表れている。しかし柿渋染漆塗りは奇想天外なものではない。石川県という地域に住み、出会うべくしてできたものであろう。とはいえ、通常は思いつかぬが。
なんだか頼もしい、そして楽しい若者が現れたものである。今後の新たな発想にも大いに期待・・・なのだが、とんでもないもの作りを提案しそうで、少々不安もあり。。。

柿渋染漆塗り小物には、KEI ARABUNA の刻印。

小松市の自宅工房では、手作業によるもの作りも。真剣な表情で器用に道具を使いこなす。




[ ご注意 ]
■掲載の製品写真と同じ図柄はありません。角度や色合い、そして光沢感等、一つ一つ異なることをご了承ください。

限定生産品・・・追加生産はありません。在庫のみです。

・・・ご参考までに製作行程をチラリ。
EC産馬革コードバン → 信州の皮革加工所 → ペアスロープ(革選別) →石川県で染色&うるし塗り→ ペアスロープ(裁断指定) → 信州あさま工房 → ペアスロープ(検品) ・・・低気温時製作不可。

ペアスロープ 03-3778-2616




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