2014年3月1日送信 H.Mitsuhashi

リーガルコーポレーション社製のブーツはすでに数種類ある。なのになぜ新たなブーツを追加するのかと申せば、お客様の「エレガントなブーツもいいけど、少しだけワイルドなのも、ほしいんですぅ」という声から。うん、確かにそうかもしれない。ならば思いっきり“ブラック”が似合うブーツを作ろうか。
R-01/02
とはいえ“雑”なものは作りたくない。やはり上品なところは残しておくお洒落なブーツでないと・・・これが難しいのですなあ。ま、ライバルは傑作 R-01/02ブーツとしますか。ということはクオリティーを落とせないわけで。

ところで「男もんばっかしチカラを入れてぇ!」な〜んて声もある。仕方がない、いや、そうではなくて、頑張ってみよう、と、弊社レディース用初の練りコルク式グッドイヤーウエルト製法(最高品質です!)のブーツを同時進行。
練りコルク式:R-01/R-02Aと同じく、リーガルコーポレーション新潟工場製。
「高級靴の代名詞」とも言われる“グッドイヤーウエルト製法”というだけでも、そうあるものではないのに、加えて “練りコルク”ですよ。その履き心地は・・・いずれ自分の足型が靴底に形成され、ブーツが足と一体になっているというんでしょうか、、、言葉では上手くあらわせないですね。まあ履いている方は理解できましょう。
これは2013年春の第2試作。まだ不満そうなカミさんなので、改良の第3試作を製作開始。


R-08およびレディース用のR-08Laの企画スタートは2012年7月。まずは何枚ものスケッチを描き、材質、製作方法を考慮して第1試作が完成したのは2012年11月。しかしその試作品は試し履きするにはいたらず、2013年2月に第2試作。これはメンズ・レディース共に歩いて乗って改良を加え、2013年5月には第3試作・・・ここまでで10ヶ月も掛かってしまいました。

「これならいいでしょ!」と笑顔で第3試作を弊社に持ってきたリーガルコーポレーション製作企画の阿部氏。こういった後はいっしょにたっぷり飲む。そうでないときも飲むが。。。

さて、第2試作でも走りまわったが、完成度の高い第3試作は日常的に毎日履いて、バイクで京都に行ったり来たり(高速だけでは分からないので信州の一般道を走ったり)、またもっと遠くへと東北に向かったり、と使い込む。まあ悪役と言われればそうですがね、「欠点を見つけ出す」のが仕事ですからね。

岩手県の農道にてR-08を履いた筆者とカミさん。


2013年6月、R-08Laを履いて“スーパーこまち”を見つめるカミさん。この日はこの1本前の“スーパーこまち”に乗っているが、これもR-08ブーツの新幹線での履き心地を試す大事な仕事。
※余談ですが、2014年3月15日のJR東日本ダイヤ改正で、秋田新幹線スーパーこまちは “こまち”と改称。同時に最高速度は320km/hで走行。




こうして意地悪くも細かな欠点をいくつか見つけて販売品製作へと移行する。
そして2012年7月から始まったR-08計画は、20ヶ月後の2014年春、ついに発売となる。
さて、時にはケンカごしで言い争い、長いようにも思えるその期間ではあるけれど、やはり量産完成品を見ると嬉しいもので、「我が子のように」とも思えるのです。

 ・・・「いいブーツができました」、ほんとうに。。。













ご愛顧よろしくお願いいたします・・・・・。