2024年5月3日 送信 ※5月ご注文の場合は・・・8月上旬仕上り ※6～7月ご注文の場合は・・・8月下旬～9月仕上り ※8月ご注文の場合は・・・9月下旬以降の仕上り （上記は予定です。各月にご注文が集中した場合は多少異なります） さて、ペアスロープは約40年の革ジャン製作を続けており、今から20年ほど前までは各サイズのラインナップ既製品販売が70～80％でした。しかし近年はまったくの逆で、サイズやカラーセレクトオーダー品のほうが多くなりました。それはなぜ……妥協せず自分好みの革ジャン、やはりこれこそ末長く愛用できるだろう、とお客様も承知されてきたからではないでしょうか。。。 2023年は78％がサイズやカラーセレクトオーダーの革ジャン受注でした。これは自社工房製作のペアスロープならではの比率だと思います。ワンオフのオーダー革ジャンが作れるメーカーは、日本にはひじょうに少ないのですから。。。末長く愛用できる革ジャンだからこそオーダー品はお薦めです。 2000年まではブラックとブラウンで75％。ところが近年はその他のカラーが半数近くを占めてます。 末長く愛用できる革ジャンだから「自分好みのカラーがほしい！」と思われるようになったのでしょう。牛革ならおよそ13色から選べます。 細め　・・・・・・・・・・・・・・・　標準　・・・・・・・・・・・・・・　太め　　 ［既製品のジャストサイズって、そう多くの方はおられないのです］ ペアスロープの革ジャンラインナップサイズはS、M、L、LL、3L。しかしその各サイズでズバリ合う方は、30％くらい。まあ微妙に合わなくてもそれほど問題ない程度を入れれば60％くらいにはなりますが。 こう書いてる筆者は残りの40％に入るわけでして、全ての愛用革ジャンは「ソデ丈」のみ15～25mm短く作ってます。そう、標準よりリーチが短いようですから。 そで丈：長すぎても短すぎても、けっこう気になるものです。そして見た目も。 着丈があっても幅が合わず：少なからずおられます、、、 身長が高くて細身の方はブカブカ・・・この場合、「丈をLL、幅はM程度（例）」として作ります。 逆に身長が高くなくて体重がある方は窮屈・・・「丈をM、巾はLL程度（例）」で作ります。 こう書くと簡単に思えるでしょうが、作りは複雑で、パターンナーが表革から裏地まで、お客様専用の型紙（裁断設計図面）を作ってのワンオフ作業です。そで丈変更よりもだいぶコストは掛かりますが、我慢して愛用することはありませんね。 （そで丈変更であっても、表革と裏地共にパターンをひきます） その他、肩幅やウエスト、腕周り変更等、さまざまありますので、可能な限りご来店にてご相談をお受けします。（通販では限界があります。そで丈程度なら可能です。） ［サイズオーダー価格］ さまざまな変更があり複雑ですが、そで丈等の変更なら本体価格+税別￥20,000～25,000、 幅や着丈のサイズならば、本体価格+税別￥35,000～。 フルパターンサイズオーダー（全体）は、本体価格+税別￥50,000～。 いずれにしても、どうぞお気軽にご相談ください。 ・・・こう考えると、標準サイズの方は得ですが、持って生まれた体型なのだから仕方がありませんね。 革ジャンの裁断作業。手前の2枚が型紙で、革のキズをよけ、伸縮の方向性も考慮してカットする。この作業は熟練にしかできない、革ジャンのデキを左右する重要な工程。はっきり申し上げて、縫製より難しいです。［本店上階の「夫婦坂工房」にて］ ［自分好みのカラーってありますよね・・・］ ラインナップ製品のカラーはブラックがメイン。現在牛革は13色ほどあり、約10種類ある各モデルを全色全サイズ、たとえ1着ずつ作っても 10種ｘ5サイズｘ13色= ・・・なんと650着！ これでは店内に置ききれないし、既製品として作ることもできません。 とはいえ、MA-1LJ のようにオリーブもありますがブラックが大多数では色の選択肢は限られます。 ・・・なので「カラーセレクトオーダー」。あなた好みの1着を作ります。。。 ［牛革カラー］　左から、ブラック、ガンメタ、ブルー、ダークブルー、アイボリー、オレンジ、レッド、キャメルブラウン、ワインレッド、ブラウン。その他に、オリーブ、ライムグリーン、ディープグレー　・・・すべて日本産牛革 ［糸色カラー］　おまかせいただいてもよいのですが、センスのよい方は、どうぞご自分好みの糸の色をお選びください。※通販では選ぶことはできませんので、赤とか黒とか白以外はおまかせください。 ［2色使いのカスタム革ジャンも・・・］ 本体の色を変更するだけでも自分オリジナルですが、たとえ本体がブラックでも、内側の革や各パーツをレッドやキャメル系にするのもセンスありです。 革ジャンのカラーと合わせたレザーグッズ製作も個性的です。。。 上記写真や文章で表すとやはり簡単そうにみえますが、けっこうな手間暇を掛けているのですよ。 ほんのちょっとだけですが、カラーセレクトオーダーの工程をどうぞご覧下さい。 数枚あるカラーセレクトオーダー仕様書を作り、それを基に製作開始。 ［革の切り文字縫製］　ペアスロープの得意技。針を革ジャン本体に外したらアウト！・・・神経使います。 ［裏地］　よ～くご覧下さい。そう簡単にはほつれないよう、ロックミシンをかけてます。見えないところも手間惜しまず。 ［のり付け］　革ジャンのほとんどの縫製部分には革専用のゴムのり作業があり。 ［トンカチ］　のり付け作業を終えると、その全ての部分にトンカチでたたき、カタチを整える、、、キズをつけないように。 ［ワンポイントカラー変更］　ベルトループやベルトの裏側のみカラーを変えてもセンスアップ。 ［革ジャン内側］　表の革はもちろんですが、内側の革や縫製にも手を抜きません！ 表面と内側を合体させ、最後にフロントファスナー縫製で完成・・・カラーセレクトオーダーは、裁断から始まり、ここまでで一人25時間以上の作業。※サイズオーダーが加わった場合は、さらに数時間プラス。 そして完成品・・・カラーセレクトオーダーはひと味ちがいますねえ、、、。 ［カラーセレクトオーダー価格］ 1色ならば・・・本体価格+税別￥20,000 2～3色ならば・・・本体価格+税別￥25,000～30,000 ※各ワンポイントパーツは要お見積りを ［革切り文字縫製］ 1文字 税別￥1,500～　（複雑な書体や大きさで異なります） いかがでしょうか・・・さっそく秋からご愛用、人生変わります、きっといいことあります！ 各革ジャンモデルの一風変わったご案内はどうぞこちらへ・・・