文:三橋 [2009年4月13日送信]

 2009年3月、リーガルコーポレーションの新潟工場で職人さんたちが丹念に作ったR-05/06ブーツは、少しずつ我が店舗に出荷され、同月20日より発売開始となった。
 企画してからちょうど1年間だが、それは私にとって楽しく短い日々であった。なぜなら、先に発売したR-01/02ブーツの完成までが、あまりにも難産であったから。
 せっかく出来上がったのだから、R-05/06ブーツの「ここが売りなんだ!」 というところをちょっとご案内しましょう。


R-05/06の自慢。
やはりグッドイヤーウエルト製法が最初の自慢。優れた履き心地を約束できましょう。

R-06外側サイドのくるぶしパッド。カタログ掲載の最終試作では“丸”型も、急遽変形だ円に変更。もしものアクシデントの為に。。。

ソフトで馴染みやすい牛革材質を選択。無理のないきれいな立体が分かりますかぁ?

斜めにカットしているヒール。ライディング時、両足は平行より、ちょっと逆ハの字になるもの。これで操作感も良好となるのです。


つま先は二枚革。その太い補強糸は、ミシンでなく“手縫い”。これは遊び心でもある。

この本社お二人の熱意にも感謝。特にHさん。もしレディースブーツ製作に彼女がいなかったら、その完成はありえないでしょう。

















 完成してほっとひと安心するも、なんだか寂しい。一枚の紙に描いたイラストから、製品としてデビューするまで、、、その工程が私にとっていちばん楽しい日々なのである。 
 ・・・またなにか作ろっ。なにか、って、今さっぱり見当がつかないけれど、私も含めたバイク乗りの皆さんの役に立つものを、なにか作らないではいられないのです。
2009年4月13日 三橋



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