今までMG-6やMG-7といった、牛革のメッシュグローブはラインナップにありました。両方とも夏場の定番モデルなのですが、屋島工房でお客様からよく聞かれる質問がこれ。「鹿革でメッシュは無いのですか?」
一度鹿革グローブの柔らかさや革に包まれる感じを知ってしまったなら、牛革モデルじゃ満足できないかもしれないですね。何年か前からこのグローブ、特注オーダーで作ったり、限定アイテムとして作ったりしていたのですが、ついに今年から定番化。晴れてカタログに載ることができました。
手の甲側をパンチングしています。加工は、東京の町工場に依頼します。関西では、そんな加工屋が無くなったのでした。
パンチング穴の大きさも長年のデータ上最も適したものを選んでいます。穴の面積を大きくすると涼しいけれど逆に革の強度が落ちる・・・。そんな相対する関係をはらんでいます。 |
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親指平側下のパーツだけ、メッシュ化しています。ここをメッシュにしないと、空気が通らないため。なお、親指の動きを左右する可動部ですので、メッシュにすると指の動きがよくなります。 |
手の平側は、ニュージーランド産鹿革をそのまま採用しています。1.4〜1.5mmという厚手の革なのですが、柔らかい鞣しと、外縫い・ガンカットの手法で、極めて操作の邪魔にならないグローブになりました。
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