さて、グローブ作りには、革は欠かせません。「革だったら何でもイイ」という世界ではなく、強度・フィット感・柔軟性・床毛の状態・手触り感、そして色の具合・・・こだわる部分は多岐にわたるので、どんな革の仕上げにするか革を買い求める前にしっかりと打ち合わせをしなければなりません。
ただ、複雑な流通過程を踏む商品であるが故、長くグローブ業界にいながらも、これまで直接革の職人さんと打ち合わせをすることは無かったのですが(それゆえ意志疎通がなかなかできず、トラブルも多かった)、姫路の皮革工房をご紹介いただき、極めてスムースにほぼ理想に近い革ができあがったのでした。
革ができあがると、いよいよ試作品づくりにとりかかります。今度は大西さんの工房で実際に作っていくのですが、その行程を特別に紹介します。
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