写真中央:PG−28



一言でいうと「四国霊場八十八カ所巡礼巡拝の旅」。別に信心深い訳でもなく、何か人生に迷っている訳でもありません。只々・・・世界で最も長く古い”スタンプラリー”をしてみたくなっただけなのです。


 最近、「お四国参り」をしている人が増えているような気がします。僕の家の近くでも、毎日のように「歩き遍路」(徒歩で四国を回る)をされている方々を見かけるようになりました。
 「行ってみたい」と思うのですが、さすがに嫁も子も仕事もあるので何日もかかる「歩き遍路」は無理。でも、休みを見つけて「二輪で遍路旅」はできそうかもしれない・・・。ということで極めて安易な思いつきから巡礼の旅を始めてみることにしました。


第一回 準備編
 何はともあれ、まずは格好から。例の白装束が無いと単なる「お寺好き」のライダーに過ぎないので、遍路旅一式を揃えに、近所の巡礼用品専門店に行って来ました。


86番志度寺すぐ近くの「表装の詠智会」さんへ。なお他にも、四国内の仏具店や、札所近くの巡拝用品店にも売っています。
「あの〜バイクで八十八カ所参りに出かけるんですが、なんから揃えたらええんですか?」というド素人の質問にも丁寧に答えて下さいました。



スタンプラリーに必要なアイテム

巡礼ウエアである白装束。基本的にはズボンも白であることが望ましいのですが、ジーンズでも何の問題も無いとの事。ジャンパーの上から着るので、少し大きめを買いました。¥2200
1.5mほどの長さがある金剛杖。ただの杖かと思いきや、そうではない。お大師さん(弘法大師)の化身とされ、粗末に扱うことは許されません。床の間に置くように・・・と店のおばさんに指示されました。¥1600。
スタンプラリーのゆえんである、スタンプ帳の「納経帳」。札所で参拝を終えたら、納経所でハンコをもらいます。参拝記念に掛け軸や白衣にハンコを押してもらうこともできるそうです。納経帳は¥1900。
住所と名前を書いて、札所にあるお堂の箱に入れていきます。またお遍路さんの名刺代わりに使われます。最初の巡礼は白色で、5巡目から緑、8巡目から赤、そして銀→金→錦とグレードアップしていきます。200枚で¥100。
輪袈裟(わげさ)と呼ばれる略式の袈裟。白衣を着なくとも輪袈裟を付けると、白装束の替わりになるそうです。もちろん両方付けると更に本格的に。トイレでは外すのがマナー。¥1900。
頭陀袋(ずだぶくろ)と呼ばれる、お遍路さん専用バッグ。線香やローソク専用のポケットが付いていて便利です。上で紹介した納経帳や納札を入れます。雨でも大丈夫なようにビニール製。¥2500。

 その他に、経本と数珠も必要です。店のおばさんによると一応、これで大丈夫との事。あと菅傘や鈴もありますが、こちらはお好みで・・・ということでした。
 別に上記の装備が無くても良いのですが、遍路旅に見えないと、巡礼の旅ならではの出会いが少なくなり、少し物足りない感じがするそうです。


とまあ、こんな感じで旅に出かけることになると思います。加えてあとは普通のツーリングの用意をしようと思います。
これから肌寒い季節ですが、南国四国ではこのグローブ一つで十分でしょう。操作性に優れたPG-28。¥12800。

次回はいよいよ一番札所「霊山寺」へ
(行き当たりばったりの旅になると思います)




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