高知 龍河洞スカイライン



第四回 修業の道場編 その1

二輪で遍路旅は、徳島県の札所を終え、次の高知県に入ることになりました。高知は「修業の道場」と呼ばれている場所、いったいどんな困難な修業が待ち受けているのかワクワクしてきました。


 今年は本当に異常な冬でした。四国では、冬の到来を感じることもなく、秋から春になってしまったような陽気が続いています。遍路旅に出かけた2月20日も、快晴で最高気温は18℃近くに・・・。もちろんウインターグローブは持っていきませんでした(必要なし)。
 ツーリングには絶好の日々ですが、われわれ手袋業界は、暖冬は逆に良くない話ばかり。もちろん例外なく、ウチの懐具合も暖かくはならず、大寒波が訪れているのでした。

バイクは、BMW・F650の検査が切れるので、車検に出すか、売るか迷っていたところ、近くのお店で高値買取してくれることに・・・。そして売ったお金を元手に勢い余って油冷バンディットを購入。足りない分は嫁ハンからの借り入れです。
(一日二輪旅の1月分は、バイクと体の慣らしのため、休載といたしました。スイマセン。)

 高松市の自宅を出たのは、午前9時。目指すは前回からの続き、徳島県の南、22番札所の平等寺です。

11:00 二十二番平等寺着。難所続きの阿波路も終わり、久しぶりの平地の寺です。
暖かく、天気も良いので、参拝客がとっても多かったのでした。
12:00 二十三番薬王寺着。徳島県最後の寺。厄よけの寺としても有名です。
石段に年齢だけ硬貨を落として「厄払い」をするそうです。夕方になると硬貨でいっぱいに。

 二十三番薬王寺で、「発心の道場」と呼ばれる徳島県を終えることになります。次は、どーんと75kmほど距離が開いて、「修業の道場」高知県の室戸岬へ。ほんとに、一番から二十三番までのこの距離を歩き続けたなら、「発心」どころか「悟り」もひらけてくることでしょうが、残念ながら3回に分けたバイク旅では、その境地には達することができるわけないですね。

室戸岬へ続く、国道55号線は、太平洋を左手に快適な道が続きます。歩き遍路の方々も、大勢いらっしゃいます。

高知と言えば、かつおのたたき。昼食は、偶然見つけた食堂での、かつお定食。美味。
14:00 最御崎寺(ほつみさきじ)着。室戸岬灯台のすぐ近く。崖上の山中にひっそりと・・・。
14:30 二十五番津照寺着。室戸の港を臨む、小さな山の上に寺があります。
15:00 二十六番金剛頂寺着。高知始めの三寺、距離が近くて、「苦あれば楽あり」です。
イカや魚の干物が、普通の道路端に、おいしそうに干してある。高知らしい風景ですね

 高知に入って感じたのですが、豪快な太平洋が見えていると、「鬱蒼(うっそう)」とした山中にいるような雰囲気から解放されたような気分になります。旅は新たなステージを迎えたことを実感させてくれます。
 ところで、太陽は西に傾きつつあり、時は午後4時近く。本当は、日帰りの予定だったのですが、これから寒さにふるえながら高速道路を高松まで帰るのは、とっても気が重くなり、急遽近くで投宿することに。

安田町から山中に30分ほど入った馬路温泉へ宿泊。部屋の前には清流が・・・。
ここは、ユズドリンク「ごっくん馬路村」の産地。食堂で、焼酎のごっくん割りを頂きました。
夕食には、前回の旅であれほど禁忌としていた「しし汁」が・・・。もちろんおいしく頂きました。
ぬるぬる湯が特徴の馬路温泉(コミニュティセンターうまじ)は、1泊2食7100円〜。

 ゆっくりと時が流れる村の温泉で、旅の疲れを癒した次の日も、巡礼の旅は続くのでした。

10:00 二十七番神峯寺(こうのみねじ)着。びっくりするような急坂が、駐車場の手前に。
国道55号線で、突如渋滞が。何事かと思いきや、安芸市内にて阪神がキャンプ中との事。
12:00 二十八番大日寺着。ようやく高知市内まで戻ってきました

 この日は、午後から仕事の予定があったので、二十八番で打ち止めとし、高速道を使って、高松まで帰りました。
 高知県に入ってから、いろんな方(特にご高齢の方)から声をかけられる機会が増えました。なんてことのない会話ですが、一人ぼっちのツーリングなんで、結構嬉しいもんですね。普段なら、平日から若い衆? が、バイクで走り回っていると、変な目で見られることがほとんどなのに・・・。白衣を着て走っていると良いこともあるもんですね。

次回も「修業の道場」




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