仙遊寺を出てから、少し今治と尾道を結ぶ、「しまなみ海道」を散策。
そういえば、四国に住んでいながら、「しまなみ・・」を走り抜けたことは一度も無し。高松から広島など西方面に行くには「しまなみ」経由だと、逆戻りが多きすぎるのが理由なのです(つまり使うに使えない・・・)。どちらかというと、島と島を結ぶ生活橋・観光橋という性格が強いのでしょう。
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来島海峡大橋は、何と3連巨大吊り橋。良く作ったものですねぇ。 |
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歩行者道とは別に原付道があるのが楽しそう。スローな旅が向いています。 |
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さて、再びお寺参りに戻って、次は59番国分寺。聖武天皇が841年に各国に国状不安を治めるために置いた寺の一つです(ほら・・・学校で習ったでしょう)。当たり前ですが、88カ所の寺の中に、四国だから4つあります。
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国分寺の門前で、ハンカチタオルを皆さんに、お接待(配る)するタオル屋、五九楽館の徳永さん。ちょうど猛暑で汗がしたたり落ちるので、とっても助かります。今治はそうだ、タオルの町だったっけ。でも国分寺に来る人みんなに配っていたら、一体何枚いるんでしょうか。
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思い返せば、白い装束を着て旅をしていると、地元の人から有形無形ですが小さな親切をいただいてきたことになります。この世知辛い世の中だからこそ、「見返りを求めない施し」には、心温まるものがあります。小さなタオルですが、とっても嬉しかったのでした。
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伊予の国分寺である59番札所、国分寺。大師の石像があり、握手することができるようになっています。願いが叶うそう。 |
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1番飛んで61番の香園寺。本堂が中にある大聖堂は、この旅で初めて見るコンクリート建て。一カ所ぐらい近代的な建物も良いとは思いますが。 |
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62番宝寿寺。境内には、安産観音があり、安産の神様として地元の人の信仰を集めています。 |
63番吉祥寺。88カ所中唯一、毘沙門天が本尊になっています。商売繁盛にご利益が・・・。 |
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59番国分寺を終えたところで、ガイドブックにはこう書いてありました。「車なら60番を飛ばして63番まで回ってから、60番へ・・・そして64番を回ると効率がいい」らしい。基本的には歩き遍路の順番になっているので、車の場合は道路の関係上相前後するのも無理はないとの事です。
仰せの通り63番まで行ってから60番へ向かうのですが、横峰寺は噂通りの「愛媛の難所」。突然狂ったような山深き所に寺があります。
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60番への登山道は何と有料林道。1車線ですが、舗装済み。2輪は350円。 |
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山頂近くの駐車場から20分近く歩く参道。膝はガクガクに。 |
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61〜63番まで、ヘルメットの顎ひもを結ぶヒマも無いくらいお寺とお寺が近いのに、突然全開で走っても1時間近くかかる山登り。メリハリが有りすぎですね。そしてバイクを降りてから、駐車場から寺まで長く、とても遠く感じること・・・。(麓から歩く遍路旅ならどう感じるのでしょう。末恐ろしい。)
山登りの道は、森林組合が料金を徴収している有料林道ですが、冬季は当然凍結してますんで、11月〜3月のバイク登山は、控えた方がいいと思います(冬季は山上まで行く専用のマイクロバスに乗った方が良いでしょう)。
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