高知県東洋町
2008年は夏を過ぎた頃から、突然景気が悪くなったようで、ちまたでは「不景気話」のオンパレード。でもこんなご時世だからこそ、たまには豪華な物を食べて、元気でも出したいものです。「それならば、いざ行かん・・・伊勢エビ喰いに!」
伊勢エビと言えば、文字通り本場は三重県の伊勢地方。
でも最近は、そこだけじゃなくて、例えば伊豆や房総でも伊勢エビの産地として有名になっています。
そう・・・紀伊半島や伊豆や房総にいるなら、四国にも「伊勢エビ」がいるのです。当たり前か・・・。
でも、正直言って僕も、これまで本当に地元の伊勢エビを食べたことはなく、初めて”四国産”の伊勢エビを口にしたのが、本家ペアスロープのツーリングで高知に出かけた時のこと。もう何年前の話だったっけ・・・。
参考
夫婦坂二輪旅紀行 「四国で秋の味覚三昧 後編」
あの時も、いろんな偶然が重なって、”たまたま”というか、伊勢エビを食べたいっていう”執念”が実って、伊勢エビの漁師さんと出会えたワケなんですが、そんなに都合の良い話が毎度・毎度あるわけないのも現実。
だから今回は初めから「伊勢エビ」を出してくれる食堂に予約を入れておくことに。ツーリング旅で、伊勢エビを求めて、見知らぬ人と出会うサプライズこそ無いのですが、確実に伊勢エビを喰らえること間違いなし。
インターネットで伊勢エビ情報を検索した結果、南東四国の徳島県海陽町宍喰に出かけることにしたのです。
高知もそうなのですが、徳島でも、太平洋側では伊勢エビ漁が盛んで、秋〜春にかけて伊勢エビが捕れるそうです。なかでも10、11月は最盛期で、海陽町では「伊勢エビまつり」なんて行事が開かれるっていう盛り上がり具合。こりゃ一度は徳島のエビちゃんも食べておきたいっていうものです。
さて、11月中旬の日曜日。そんなに寒くない日を選んで、南へ向かうことにしました。海陽町へは、ウチから徳島まで高速を使って約1時間。そこから下道で約2時間。徳島を過ぎると、交通量はだんだんと減り、下道なのに結構良いペースで走れるようになります。
国道55号が、海沿いを走るようになると今回の目的地は目前に。
ちなみにこのあたり、四国の南東の最果て・・・という感じで、鉄道があるのも、隣町の東洋町甲浦(かんのうら)まで。ここから先しばらくは、室戸岬まで断崖の続くほぼ無人地帯なのであります。
海陽町に入ってすぐに「大福うどん」という提灯を発見。うどんに”あんこの大福”が入っているのか? とうどん好きの僕は、早速調査に潜入。でも実は餡は入っておらず、要するに普通の力うどんでした。体が冷えていたので、熱いうどんがおいしかった・・・。
さて、豪華な食べ物の呼び水としての「うどん」を食べたことで、胃の用意も万端に・・・
(うどんは食事にカウントされないこともある、これも讃岐の流儀!?)
。
目指す食堂(レストラン)は、宍喰の道の駅に隣接する宿泊施設の中にあって、伊勢エビが捕れるシーズンには、「豪快!! 伊勢エビ三昧!!」というフェアをやっているんです。当然、前もって「昼過ぎにそっちへ伺いま〜す」って連絡を入れておきました。
着くと、フロントの人が待っていてくれて、「どうぞ・どうぞ」と。「お風呂にしますか?それともお食事に?」。そうなんです。日帰り入浴施設も付いているのです。
もちろん冷えた体を温めるために、ひとっ風呂浴びてから、伊勢エビ三昧を堪能することにいたしました。
まずは、「伊勢エビの姿造り」から。身がプリプリしていてとっても甘い。そうコレコレこの味。予約した日の夜、夢にまで見た伊勢エビの刺身ですよ。最高!
次はグラタン。ホワイトソースで味付けされても、しっかりと身の甘さが残っていたのでした。これも普通ならこれだけでメインになる料理です。
そして丸ごと伊勢エビの入った鍋。たっぷりだし汁が出ていて、「美味い」という他に何を伝えたら良いのでしょうか?
締めには、ご飯と伊勢エビの入った赤出汁。これだけでご飯が何杯食べられることか。毎日食べたいものです。
上の「伊勢エビ三昧」のメニューの他に、珍味の盛り合わせがあったり、サラダや茶碗蒸しがあったりして、「もう食べられない」っていうほどのボリュームのある料理なのでした。
もちろんお味も満足。そりゃ地元の漁港で水揚げされた伊勢エビなのですから、新鮮さに文句の付けようも無いでしょう。とにかく魅力なのは、その身の甘さ。クセになってしまいそうです。
次々と出てくる伊勢エビ料理に
いつも以上にテンションの高い筆者。
伊勢エビ三昧の料理と、温泉の入浴料がセットになって
(¥7500〜 変動するそうです)
。もちろん秋〜晩秋の季節メニューです。
そうとう高い昼食にはなるのですが、非常に満足度は高く、しっかりと鋭気を養え、明日への活力となったのでありました。
たまにはこんな超豪勢なツーリングもアリか・・・
(嫁や子どもには内緒、家族づれて行くと何万円もの出費になるので、絶対に行けない)
。
お父さんが何を食べて帰ってきたか、全く知らない我が家の息子たちには、東洋町野根で作られている「野根まんじゅう」をお土産に。天皇陛下献上品と書かれた銘菓です。一気に食べ尽くされてしまいました。
工房短信・・・
ウインターグローブの生産は、12月で終わり、
1〜2月は「遊んでます!」。
なんて言いたいところなのですが、
次の試作品などを作ったりしていて、
結構やることは多いのです。
が、、、量産体制には入っていないので、
オーダー物(色や素材違い、サイズオーダーなど)
を受けやすい時期でもあります。
納期は、基本的には2〜3週間としているのですが、
いつもより早くできあがること間違いなし。
既存のグローブにご不満なら、この機会にオーダーはいかが・・・。
一つ一つ丁寧に作ります。
詳しくは店舗スタッフまでご相談下さい。
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