フェリーの時間帯は、限られているので出発前にしらべておくといいでしょう。日帰り旅なら遅くても4時〜5時の間に島を離れるのが賢明です。それを逃すと、場合によっては来た道を帰らなきゃなりません。
大三島へわたってからは、しまなみ海道の伯方島、大島を経て今治へ。いったい一日でいくつ橋(しかも巨大橋ばかり)をわたったことやら・・・。
さて、このとびしま海道。まだ延伸計画はあるようでして、一番先端の岡村島から大崎上島への架橋は、実際の計画としてあるそうです。
そして岡村島から、大三島へ抜ける架橋構想もあるようです。でも・・・現状では、見た限り全く白紙に近い状態と考えてもいいでしょう。
ツーリングには、変化があってとっても楽しい島々と風光明媚なこれらの橋。でもちょっと気になるのが、立派すぎる橋や道路と、人をみかけることが珍しいほど過疎が進む島の雰囲気とのギャップ。
確かに、橋ができて便利になったでしょうし、僕のような観光客も増えたでしょう。そりゃ船で渡っていた昔と比べると・・・。
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橋の供用による整備効果は・・・
● 橋での通行は天候の影響を受けにくく24時間利用できるため、通勤通学や買い物・レジャーなどが大変便利になります。
● 急病人がでた場合でも、時間にかかわらず本土の大きな病院に行けるので、島の人々の暮らしが安心で便利になります。
● 島しょ部では農業(みかん)や漁業が盛んです。架橋により、出荷が安定し輸送時間の短縮による鮮度の確保が可能となり、産地イメージの向上に結びつきます。
● 人々の行き来する機会が今までよりもずっと増えるので、地域の活性化や観光産業の振興にも大きく役立ちます。
● 隣の島や本土にも気軽に行け、人々のつながりがいっそう深まります。このため、地域の文化や経済交流などが活発になり、社会生活の充実や拡がりに大きな期待がよせられます。
広島県のHPより |
僕も瀬戸内の離島に3年間ほど住んでいたことがありました。その離島の不便さは痛いほどよくわかりますし、橋が架かること=バラ色の将来と映ることでしょう。でも橋ができた現実は実際どうなのでしょう。
正直、ここまで閑散としていると、本当に想像もつかないほどのお金をかけて橋や道路といった資本を整備する必要があったのか・・・僕らのような素人でも行政のお金の遣い方・・・心配になってきます。
せっかく作ったのだから・・・誰からも「出来てよかったねぇ」と言われるほど活かさないと(笑)。そんなことを今回の旅で感じました。
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将来的に、(生きているウチに)四国まで橋が架かって、呉方面までこの道を通っていけるようになればいいねすねぇ。
ツーリングコースとしては、変化があって面白い! 知られざる「穴場」かもしれません。近くに来られた方。ぜひとびしま海道をツーリングされることをおすすめします。
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