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すがすがしい気分で長谷寺をあとにする。尾原とはこの先、往きに下りた名阪国道 針インターチェンジ 道の駅で分かれるとしよう。
長谷寺の駐車場を出て、県道38号を北に走ること数分後、突然“この先 二輪通行禁止”の標識。 |
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「なんだこりゃあ! こんな山の中の広い緩やかな県道が、なんでバイクだけ通れないんだ、尾原君! こんなの無視しようじゃないの!」
と、県道数百メートル先の丘の上に目を凝らせば、なにやら上下青い服を着た者がかすかに動く。ほんとキッタネェーことしやがる奈良県警!
尾原が30m手前にあるカンバンを発見。その右に狭〜い路地があり、バイクはそこを通れ、とのこと。青い服着たヤローにひとこと言いたかったが、小心者尾原の言うことを聞き、迂回路を進む。そこはガードレールもろくになく、クルマ1台分の狭く暗く曲がりくねった道。1Kmほどで、広く緩やかな県道に合流。迂回路のほうが危険じゃねえか。
いったいなんだったんだ、これわぁ! 迂回させる正当な理由も書いてないのだから、県外のバイク乗りから反則金を取るためだけのワナにしか思えん。お賽銭だって拝観料だって十分出した。なのになぜそれほどバイクをイジメなさる・・・恐るべし奈良県、奈良県警
!
針インターの道の駅に着く。尾原がリアバックから二つの箱を取り出し、ニコニコと向かってくる。
「指示されたとおり、奥さんの馬グローブと三橋さんの鹿グローブ、作ってきましたぁ〜」
いまさら遅〜〜〜い、尾原! 昨日はカメラマンがいたじゃないか。馬ジャンも鹿ジャンもあって、なんとかいっしょに撮れたじゃないか。
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針インターの道の駅で得意そうに持ってくる尾原ではあるが。 |
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馬屋島ショート(左)と、あの藤岡勇吉本店の革で作った鹿屋島ショート。[男奈良送信を記念して?5月3日より臨時限定販売(製品裏情報サイトにて)] |
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カッコいい革ジャンには、最高品質のグローブがふさわしいと、あらかじめ尾原に特注品を作って持ってくるよう指示していたのである。しかし、男二人そろって、この解散10分前まで忘れていた。まったくマヌケな話だ。
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