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本来は100年の歴史ある建物の縁側で撮りたかったのだが、、、。 |
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明かしてしまえば、上記の写真はホームセンターでゴザを買ってきて弊社店内で私が撮った写真だ。そして左の写真は、蔵元の縁側で簡易的に撮ったもの。ではなぜカタログで上記写真を使ったかといえば、ひとつにはストロボを使うために、当主宅にスタッフが上がらなければならず、それを遠慮したこと。そしてもうひとつは“刀”にある。
武士の差す刀は、本差し(ほんざし)と、それより短い予備的な脇差し(わきざし)がある。蔵元の左写真は脇差しのみで、写真では長さが比較できないので、どちらか分からない。そう、本差しを持ってくるのを忘れたのだ。“脇”をテーマにする写真で、それではいかんだろうと、後日社内で撮ったというわけである。
そもそも刀を露出することに是非があった。きょうびの刃物事件でイメージを壊さないか、ということ。しかしニッポンの伝統文化と事件はいっしょにする次元ではないと、私の判断で決行した。
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