[循環式と源泉掛け流し]
◆循環式 浴槽に注がれた温泉をろ過・過熱して、再び浴槽に戻す。
◆源泉掛け流し 噴出した温泉をそのまま浴槽に入れ、あふれた湯は垂れ流す。これは湯量豊富な温泉地の特長。(※源泉の温度が高いため加水、またはその逆で加温しても、循環式ではないので源泉掛け流しと称する温泉もある)
私の場合、それはもう源泉掛け流しを好んで浸かりに行く。「垂れ流し」とは聞こえは悪いが、私の為だけに大地の恵みが流れ過ぎてゆく。そんな気がして気分が良い。
[泉質]
単純温泉・二酸化炭素泉・放射能泉等々多くの種類はあるが、私はほとんど気にしていない(酸性かアルカリ性か程度)。どの泉質の湯に浸かってもバイクに乗った後は気持ちいいのだ。
[効能]
2008年秋、東北の旅に出た時、初日にカミさんが立ち転けし、しこたま腰を打った。その晩の宿の温泉に、打ち身・ねんざ等々の効能ありと表示されていた。これはラッキー、と浸からせたがその当日に腰を暖めるのは逆効果。効能知識はあっても、医学基礎知識が無知では馬鹿丸出しである。ちなみによくある宣伝文句に「美人の湯」というのがある。すでに手遅れとおぼしきバアさまが多く浸かっている。ウソとは断言できないが、もし絶大な効果があれば、世の中に美容整形外科、化粧品はないだろう。
ま、これが私なりの温泉基礎三要素である。その三つの基本を知っておくだけでも、気分良く浸かれるってものだ。 |