2009年8月2日
 トライアンフ岡山から3分ほどで瀬戸中央自動車道の早島インター、3台ともにETC機器が装備されているので、ス〜っと通過。そこから20キロほど走れば瀬戸大橋である。
 四国には何度も行っているものの、バイクでこの橋を渡るのは初めて。せっかくだから走行写真でも撮っておこうと、あらかじめ一眼デジカメを首に下げておいた。今日はETC1000円日の日曜日で、けっこう交通量は多い。そんななかでクルマをできるかぎり避けながらの私の激写をご覧にいれよう。














この橋の下にはJR瀬戸大橋線が走っている。しかし橋げたやら鉄柱やらがジャマで車窓はそれほどよろしくない。道路からの眺めのほうが豪快だ。ただし脇見運転注意!ってカメラアングルばかり見てる私が言うことではないが。。。














豪快、爽快、これで1000円なら安い・・・のだが、2009年9月現在の平日料金は3倍以上!(政権交代後は不明?)


そうそう、トライアンフで走るこの旅のために、新たなヘルメット “クロムウェル” を用意した。コーディネイトもしっかりしなければならないのだ、夫婦坂紀行は。


カメラ目線はいらないぞぉ〜、よそ見しないで前見て走れよぉ〜!って、撮ってる私は前なんかまったく見てない。いちばんつらいアングルである。



 瀬戸中央自動車道で瀬戸大橋を渡ると、丸まった穏やかな山々が連なり、四国に入ったぞと感じる。坂出のジャンクションで進路を東にとり、高松自動車道をちょいと走れば高松市内に到着。

ETC1000円日のわりに交通量の少ない高松自動車道。


屋島の尾原、東京のカメラマン・・・合流。

 今夜は高松市屋島にある屋島工房率いる尾原宅に泊まる。その前にダイスケと同じく東京から自走(クルマ)でやってきた坂上カメラマンと屋島のウドン屋で合流。当然のことながらウドンを食うが、その詳細については次のページでお伝えしよう。
 まあなにはともあれ、プロカメラマンがいるのは心強い。これから先のページ、写真のクオリティーがグンと上がるからねえ。


尾原(右)は明治大学卒でダイスケの大先輩だ。しかもダイスケ所属のオートバイサークル出身とそれも同じ。

 偶然にも同じ大学、そして同じサークルのダイスケと尾原、政治・経済? 歴史? グローブのウンチク? などなど二人で語っているのかと思ったが、話題は讃岐うどんであった。尾原は先祖代々屋島の住人。その屋島に来たんだから、せめて屋島の歴史くらいダイスケに教えてやればいいのに。 ・・・それでは仕方がない、筆者が代わりに語ろう。










この伝説の話にはつづきがある。
弓には“ゆがけ”というグローブが必要だ。どんなに与一が弓の達人といえど、そう簡単に揺れる小船の扇に当たるわけがない。(横にいたネエちゃんに当たっていたら、どう伝えられたろうか)
そこで必要だったのは素晴らしくデキのよい“ゆがけ”(グローブ)。そう、与一のグローブは尾原のご先祖さまが作ったのではないかと、夫婦坂ではもっぱらのウワサである。

時は12世紀後半、源氏と平家の戦いがこの屋島で起きた。
源頼朝(みなもとのよりとも)に命ぜられた源氏の大将は源義経(みなもとのよしつね)、その家来に那須与一(なすのよいち)がいた。
平家は姫を乗せた小船に扇を掲げて源氏を挑発する。そこで弓の達人 与一が、揺れる小船の扇を射落とした・・・と、ウソかマコトか言い伝えられる島が屋島である。







坂上カメラマンの迫力ある与一と平家の小船の像、実はこんなに小さかった。
さてこんな明るい状態で、なぜあんな写真が撮れるのか? 空の雲なんて写るのか?・・・の写真講座は、ビッグマシン誌09年10月号に掲載。それに近い写真は誰でも撮れる。(このサイトで教えたいけど営業妨害になるので省略。本、買ってください)




琴電・・・いや、電車ではなく、その向こう側にある店を撮ろうとしていたら電車が来たのである。(ウソ)

 高松の尾原のところに来たのには理由が二つある。ひとつは讃岐うどんの案内人。そしてもうひとつは、なんと尾原がグローブを中心としたショップを出す。その名は・・・屋島工房。
 尾原は以前から自分の店を出したかった。しかし日常のグローブ製作もあり、世の中の景気もよろしくないし、関東・関西の都心と比べて四国はバイク人口もかなり少ないし、、、で賛成できなかった。でもあきらめきれなかった尾原である。
 まあ、しいてあげる追い風はETC1000円効果だろうか。その日なら高速道路を使って遠くから足を運んでくれるかもしれない。ならば弊社としても応援をしなくてはならないから、門外不出のペアスロープライディングウェア(一部だけど)の禁断を破り、初めて屋島工房にラインナップする。


[ 2009年9月11日 屋島工房ショップオープン!]

ブーツは最高峰のR-01・R-02のみ販売・・・ぜひ実物をご覧ください。

 四国の、関西の、山陽の、山陰・九州(だんだん離れてく)のバイク乗りの皆さま、どうぞ屋島工房に足を運んでください。ここだけにしかない屋島工房オリジナル製品あり、グローブのサイズオーダーあり、東京でしか見られないペアスロープ製品ありと、讃岐うどんを食いに行く、ほんのついででいいんです。寄っていただければ幸いです。尾原オリジナルの“讃岐うどんマップ”も用意してま〜す!
 ・・・もういいだろう、宣伝は。それよりウドン巡りだぁ〜。








次はこってり讃岐うどん!

うどんばっか食ってないで、
ちゃんと写真撮ってくれよな!


<< ツーリングメニューに戻る 第3話へ >>