Vol. 13
2006年1月17日 文・写真・病人:三橋

 わたくし事で恐縮ですが(とは言っても、このサイトは私事ばかり)、正月気分の1月4日、病院のベッドに運び込まれた、、、外科の。
 これだと「事故りやがったな!」 と思われるだろう。でもそうではない。
 まだバイクで転けて入院のほうが体裁つくが、実は年末年始の暴飲暴食による胃腸のギブアップ! ・・・情けない。
 いやいやマイリマシタの10泊、苦痛と忍耐の11日でありました。


7日間は、この信じられないような宣告。



 1月4日の夕方、今までに味わったことがない激痛の身体を医者に見てもらうと、
 「ハイ、今から入院ね」と、いたってクールなお言葉。
 「あっ、それと、オペの準備もしますので、覚悟してください」 とも、、、。
 冗談じゃない。入院どころか、すぐに手術?「先生、なんか、、、そのぉ、クスリで、なんとか、治らないもので、しょうかねえ」(激痛に耐えてしゃべる)
 「オペの前にCTスキャンをかけますが、あなた重症ですよ〜」 と、つれない返事。

 嗚呼、今夜楽しみにしていたイチローの出る “古畑任三郎スペシャル”が見れないことになってしまった。。。

 精密検査をすると、腹を切らなくても済むことになった。・・・おぉ、助かった。と思いきや、
 「絶食1週間ね。それに水もダメですから!!! 最低10日間絶対安静ですよぉ。」

 ・・・今まで生きてきて、日に1食抜いたことは何度もあるが、一日中絶食の経験はない。ましてや1週間飲まず食わずなんて、いったいどういうことなのか想像すらできない。ここはニッポン、なんだかサハラ砂漠にポツンと取り残された気分である。

 それから数日間、毎晩のように夢に出るのは “天丼、カツ丼、ラーメン、、、そして水” いやこれほんと。腹は痛いが、同時に腹も減るものだ。

 やがて11日間の時が経ち退院。家に帰って喰った“いちご大福”が死ぬほど美味かったことは、言うまでもない。
連続150時間の点滴。飲まず食わずの1週間、これがなければご臨終。

質実剛健、病院の階段。

東急病院:目の前に東急電鉄の電車が通る。でも筆者は私鉄派でななくJR派だ。

入院6日後に“水分”が許され、不二家のペコちゃんカップでお茶を飲む。こんなの見たらケーキが喰いたくなってしかたない。



点滴を外されると、唯一の楽しみが、病院の屋上でのイップク。ほんとはタバコより“水”がほしい。



 さてみなさま、、、気をつけるのはけっして交通事故だけではありませんよ。ご自身の健康にも十分に気を使ってください。そうでないと、楽しいツーリングにも行けなくなるのだから。。。


 と、いうことがありまして、HP更新、その他いろいろな製作がたいへん遅れております。ゴメンナサイ。

言い訳のページでした・・・2006年1月17日 三橋


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