[2011年4月12日]
津山駅隣りのホテルアルファーワン。朝起きて窓のカーテンを開けると、JR西日本の津山車両区が一望、と絶景の部屋だ。そういや昨日のチェックインの時、「線路の見える部屋、ありますかぁ?」と尋ねると、「お客さま、いい部屋ありますよぉ〜」とキーを受け取った。しかしカミさんは「列車の音、うるさいんじゃないのぉ?」。私は“いい音”、カミさんには“雑音”・・・同じ音でも大きく違うもんだ。
JR西日本 津山線。奥には京都梅小路機関車庫よりやや小さめな扇型機関車庫と転車台がある。
ホテルから3分と掛からず、津山観光センターに着き、バイクを置いて城に向かう。
ホテルの前で出発準備。隣りにあった梶さんのドゥカティはすでに出て行ったようだ。
石段が多いのだ、津山城は。
津山城巡りに都合の良い駐輪場が観光センター。しかし3年前の秋は駐車無料だったが、この春の桜シーズンは有料。「困ったな、バイクの料金設定はないんだぁ、クルマと同額だけどいいかい?」「いいっすよ」と500円を上納した。
さて城内に入る。昨日よりかなり気温は上がって、しかも快晴。また、平日の朝9時過ぎとあって観光客も少ない。絶好のコンディションである。
この津山城には2008年の秋にも来ている。その時は紅葉シーズンで、赤や黄色が城内を彩っていた。しかし現在は・・・城跡全体がド満開の桜の薄桃色でおおわれている。こ、これはすごい光景だ。ま、話はともかく、ご覧いただこうか。。。
城跡いちめんが・・・こりゃあ日本一だぁ!
いかがだろうか。城の石垣とのコンビネーションがいいねえ。また、画像を加工したんじゃないの?と疑われそうな真っ青な空が、桜の美しさをよりいっそう際立たせている。恐るべし、津山城。
それにしても、寺や神社の石段は歩きやすいが、城の石段てのはほんとに歩きづらい。ご老人はかなり苦労していた。なぜ?・・・たぶん、敵が攻めにくいように合理的に作ったのだと考える。
我らは全国の“桜と城”を巡っている。その名だたる地は、だいたい行っているが、ここ津山城みたいな豪華絢爛に豪快に咲いているその姿は日本一と言ってよいだろう。
豪快という表現なら、会津の鶴ヶ城や青森の弘前城も当てはまるが、その二つは平地にある城なのだ。津山城の豪快さはその地形にもよる。小高い岡にいちめんに咲く桜、というのは、ありそうでそうはないのである。津山城、鶴ヶ城、弘前城と、私の中では日本一が3つになってしまったな。
今年の春先は寒く、訪れた4月12日は例年よりやや遅めの満開だが、皆さん、桜開花情報に注目して、来年、ここに来てみたらいかがだろうか。気温にもよるが、私は開花の一週間後が満開だと、目安にしている。あとはその日の天候次第。
今回訪問2011年4月12日の津山城東側。ここだけは冬の気配で寂しい。だが秋には → → →
最初の訪問、2008年11月22日の左写真と同じ場所。素晴らしい紅葉である。秋もまたよし。
ホルモンつけて津山を去る。
もうひとつ、津山には新しい名物がある。それはご当地B級グルメ “B-1 グランプリ”で入賞したホルモンうどんである。ぜひ、ということで食ってみる。
う〜ん、焼きうどんにホルモンが入ってる味だ(そのまんまじゃないの)。旨かったけど、以上感想おわり。
さて昼飯も食ったし、ひとっ走りしてまた京都にでも向かおうかな。まだ見落としてる寺の桜があるのだ。宿、予約してないけど、ま、行けばなんとかなるだろう。
たまにはカミさんが運転手。
ヘルメットは桜巡りに合わせているのだ。
(美しい、SHOEI Jストリーム クチュール・・・現在廃番)
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