[2011年4月7日]


 尾原んちを午後3時ちょうどに出発。ある男との京都居酒屋待ち合わせは午後6時半である。
 高松道から淡路島、そして明石海峡大橋を渡り、ちょいちょいで京都だ。3時間も走れば余裕で着いてしまうのだ。

 しか〜し・・・・・・・・・・・・・・・???


 徳島県の県境まであと少し、というところで妙な電光掲示板が・・・

 「なにぃ〜? 通行止? 二輪車だけぇ?」

 次のサービスエリアで道路情況スタッフのネエさまに尋ねると「ハイ、強風の為、淡路島への橋は渡れないのです・・・二輪車だけは」との無情なるご回答。
 さてどうする。解除まで待つか。でもいつ解除になるか分からない。ならば高松方面に引き返し、瀬戸大橋、岡山経由で京都に向かおう、と決断。かなりの大回りだけどなあ。
 しかしここまでは少々一般道を走ったり、ガソリン入れたりで30分はロスしてる。あと3時間で着けるのだろうか、京都に。あまり深く考えずに、スロットルは深〜くひねって、次のインターでUターン。


急いでインターを降りる。
矢印の“神戸”を無視して高松方面に戻る。


これはあきらかにスピードメーターを隠してますなあ。


 瀬戸大橋を渡り、岡山市を通過。新幹線なら最高速度300km/hの“のぞみ”で岡山〜京都間ジャスト1時間。しかしCB750、頑張って走ったところでその距離200キロ少々を、給油休憩を含め2時間で走破できればいいほうだろう。
 そして姫路周辺。四国からすんごい飛ばしたせいか、早くもガソリン補給。でもまだ京都まで150キロはある。待ち合わせの男には「予定より30分遅れそうだ。あと1時間半で着くから、たくさん飲まずに待ってなさい」と連絡する。
 快調に飛ばした。これなら30分遅れで着くだろうと思った瞬間、頭上の電光掲示板が点滅して「この先 渋滞!」。
 宝塚手前から始まった渋滞は11キロ超。すり抜け得意な東京もんの私でも、ここで20分のロス。なんだかだんだん疲れてきた。


名神高速に入って左車線を走りながらの休憩タイム。
もう写真など撮る気なし。だからブレブレ。


 京都の伏見へは「京滋バイパス、阪神高速京都線経由の伏見インターで降りれば、すぐそこですわぁ」と尾原が言っていた。すでに暗い中、言われたとおりに走れば・・・見覚えのあるような風景を通り越して、終点の山科まで行ってしまった。そう、京都方面は「伏見インター」の出口などないのである。
 「あのインチキヤロー、今度会ったらぜってぇ〜いじめてやる」と決意し、山科インターを出てすぐUターンし、伏見へ。
 予約したビジネスホテルに着き、バイクを置いてちょちょいと歩き、待ち合わせの店 “キザクラ カッパカントリー”に到着。結局1時間遅れとなった、


 待っていたのは、一昨年にマン島TTレースに参戦して転けて帰り、懲りずに今年も同レースに参戦するという、しゃべって走れる二輪ジャーナリスト(自称)の松下ヨシナリである。弊社カタログや当サイトでビシバシ登場しているから、すでに皆さまご存知であろう。


 「遅いんじゃないのぉ?ちんたら走ってきたんじゃないのぉ?」「なに言ってやがる。こうでああで(中略)・・・しかしなあ、東京でしばらく顔みないと思ったら、なんで京都にいるんだぁ? 松下ぁ〜」「いやぁ〜こうでああで(中略)・・・まいったっすよぉ」
 おっ、隣りにはRSタイチ京都のイケメン店長(2011年4月現在) 橋本君がいるではないか。そして松下のまん前は、なんだかおっかないオッサン・・・いや、たいへん失礼、RSタイチの松原社長ではないかぁ・・・おっといけない、ご本人から実名を出すなっ!ときびしく言われているんで、今後はM氏としておこう。(このサイトをM氏が見たら、あとで何言われるか分かったもんじゃない)
 ところで、なんでこんなに集まってんのかな? ・・・まあいいや、とにかく生ビールちょうだいな。それと芋焼酎と日本酒もね〜。


ほろ酔いで店を出る同じ歳の松下・橋本組。
ちょっとおっかなそうかな?


 数日後にフランスのボルドール24時間耐久レースに出場し、5月中旬にはイギリスのマン島に向かい、TTレースに再チャレンジする松下であるが、はたして京都でボヨ〜ンと飲んでてよいのだろうか。(松下後日談:「耐久、転けちゃったぁ!」・・・ほれみろ)
 まあマン島TTレースはほどほどに走ってほしい。「何十何位なんて中途半端な順位じゃなくて、ビリでいいからなっ、転けてケガだけはしなさんなよっ!」と伝え、京都伏見のキザクラ カッパカントリーの門で別れた。M氏と松下の松々コンビは暗い夜道へとヒョロヒョロ遠ざかる。
 そしてカミさんがクルマで迎えに来るという橋本店長に「M社長って、怖いのかねえ?」と聞けば、「僕のクチからは言えませんよぉ」と答える。そうか怖いのかぁ。「でもな、人に対する気づかいと義理人情は、この二輪業界ナンバーワンだと思うな。あんたの親分、えらいだぜぇ!」と宣伝しておいた。



 いやあ、今日も走った。強風にいじわるされなければ、尾原んちの高松から京都伏見まで225km。しかし瀬戸の大回り+尾原のインチキ道案内で350km。そういや今朝は高知が出発地だった。合計の走行距離は540kmだぁ!
 あぁ〜疲れた。京都伏見は酒どころだが、これじゃ飲みが進まないわけだ。




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