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藍染め(あいぞめ)、柿渋染めのお洒落な傘がいろいろとある。
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縁側では藍染のTシャツを乾燥中。 |
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寂光院の近くに“みつる工芸”という染物グッズ屋さんがあることは前もって調べていた。三千院とともに大原に来た目的のひとつでもある。
寂光院の帰り道、小さな木の案内板に沿って細い道を走ると、なんだか農家の庭に入ってしまった。あれっ、道を間違えたかな?と庭先で困っていると、長靴を履いたオジさんがやってきた。
「すみません、みつる工芸ってとこは?」と尋ねると、「ここですよ」って。で、「傘がほしいのですが」に「まあお上がりなさい」と家の中へ案内される。
室内には染物のTシャツ・ハンチングキャップ・バッグが案外無造作に置かれている。その中にトンボの日傘があり、それを購入。16,800円と高価だが麻素材の藍染めに柿渋めのトンボ柄は、たいへん手間の掛かった逸品である。
お支払いのときオジさんが名刺をくれた。いやはやオジさんとは失礼なことで、ここの社長だった。ついつい私も名刺を差し上げたら、即座に隣の部屋の若い人に渡し、パソコンをカシャカシャでペアスロープのHPが開かれていた。 |