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田んぼが広がる中を快走。
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盛岡到着。
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盛岡からは木の葉が車両に触れるくらいの在来線を走行。
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東京駅8時56分。後ろに“はやぶさ”を従えてスムーズに発車。しかし4分で上野に停車し、その後は曲がりくねった市街地の高架線を100km/h少々でチンタラ走り大宮停車。そしてこの駅を出るとフルノッチ(バイクで言えばフルスロットル)、モーター音を少しだが聞かせてくれて本格的な加速。速いっ! それでも宇都宮までは最高速度275km/h。
宇都宮を通過するともう一段加速して300km/h、で走っているのだろう。なんだかスピードに目が慣れたのか、車窓からの眺めが広大なので、それほど速いとは感じない。揺れも少ないし。
もう13年前になるだろうか。同じくカワサキの初期型12R(当時の市販バイク最速)でメーター読み320km/h(実測はたぶん300km/hか)を出した時は(場所は言えない、もう時効だろう)風圧と音で恐怖心を覚えたが、この“スーパーこまち”は、いたって平和な走行である。
仙台に停車。えっ、大宮から実距離294.1キロを1時間11分、平均速度は249km/hだ! 速いっ!。(“はやぶさ”および2014年春の320km/h運転なら、なお速い)
仙台から171.1キロを42分で走破し、盛岡のホームに滑り込む。ここで後ろの“はやぶさ”を切り離して“スーパーこまち”が先に出発。ここからは線路の幅以外は普通の在来線で、スピードはガクンと落ち130km/h制限。“スーパーこまち”にとってはアイドリング走行みたいなものだろう。なんたって踏み切りありの単線(上下線がひとつの線路で行き来する)ローカル線なのだ。盛岡発車時にカレチ氏(車掌さん)がマイクで言っていた。「ここから先は在来線に入り、少々揺れます・・・」と。 |