自ら好みの革素材を選択し、欲しいグローブの種類を決める。これまで意外となかった、新しいグローブの選び方です。
 ほぼ同じパターンで、ほぼ同じ厚みの革を使っても、その革の種類や産地、鞣しと言われる加工方法の違いで、グローブの性格は全く別物に・・・。
 そんな革の奥深さ、感じてみてはいかがでしょうか。


グローブ用の革の特徴とは・・・

鹿革
軽く、柔らかく、しなやかで、ライディンググローブに最も適した素材の一つ。床(裏面)の毛が長くて肌触りもいい。奈良県のタンナーにより鞣される。値段が高く、革の伸びが大きいため縫製しづらいのが難点。1.2〜1.4ミリ。

ニュージーランド産
鹿屋島ロング 鹿屋島ショート PG-29D
北米産
馬鹿セミロング 馬鹿ショート(甲アテは馬革)

ステア牛革
牛革のうち、生後2年程度のステア牛から作られる革。中でも上質な物をセレクトし、グローブ用にオイルをたっぷり含ませ、柔らかく仕立てている。革は強靱で、銀(表面)が美しいのが特徴。姫路・たつのにて鞣されている。1.4ミリ。
産地は、北米・ニュージーランド・国内から最適なものをチョイス。

PG-30 PG-33 PG-29
PG-12 SG-7 MG-6 MG-7

馬革
ヨーロッパの馬から作られる革。牛革と比べると毛穴が少ないので、銀面(表面)が滑らかなのが特徴。軽くて強度もあるのだが、動きの大きい生き物のため、生前の傷が多く、上質な革が入手困難なのが難点。姫路市にて鞣されている。1〜1.2ミリ。

現在は限定バージョンのみ

エルク
フィンランドに生息するエルク(ヘラジカの仲間)の革。シワや傷が多く、ゴツゴツした銀面が特徴的。革の繊維は対照的にも柔らかく、柔軟性が高い。手袋用としては通常の倍から3倍近い厚みである3mm超のものを使用。革シボは、同じ物が二度とできないほど、一枚一枚個性的。

エルクディアハーフ
 




下が牛革、上が鹿革。牛革は背割り(背中で1/2にカット)しているので、鹿と牛では、革の大きさが全く異なる。




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