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長い長いゴールデンウイークも終わったある日、ペアスロープから四国工房に一本の電話がかかってきました。声の主は店舗スタッフの池田(店頭で見かける方も多いと思います)。
池田 「冬物グローブの打ち合わせで工房に行きたいのですけど・・・」
尾原 「別にいいよ。飛行機? JR? 迎えにいくよ。」
池田 「徳島行きのフェリーにバイク乗せろって言われてまして。」
尾原 「えっ 四国ツーリングでもすんの?」
池田 「次の日、鹿児島まで走って来いと言われてまして・・・。」
尾原 「はあ?」
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ウインターグローブのインナーと防水・透湿フィルム |
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彼によると、親方(三橋)がツーリング紀行「薩摩編」が作りたくなったので鹿児島に行くのだそう。でも、東京〜鹿児島間はバイクで行くには、あまりにも遠すぎるっていうので、思いついた名案がコレ。
鹿児島までの往きは池田に任し、ついでに四国に寄って冬物グローブの打ち合わせをして来いっていうことなのでした。
さらに過酷なことに、池田はのんびりと九州ツーリングを楽しむ時間も無く、鹿児島に着いた翌朝、三橋と入れ違いに、東京へ強制送還というスケジュール。
で・・・僕は・・・というと、生憎というか幸いというか、この週のスケジュール表は真っ白なのでして、またまた無理を言って「長州編」に引き続き、九州「薩摩」行きに混ぜてもらうことになりました。
電話から3〜4日後、本当に池田がやって来たのでした。
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池田が四国に来てから、最も大事なウインターグローブの打ち合わせをしました。今年のテーマは「操作性を求めた美しいグローブ」が良いのではないかという共通見解。真面目に試作に取り組んでおります。 |
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そして、次の日にいざ鹿児島へ向けて出発。総行程600kmの道のりです。朝5時出発なのですが、出鼻をくじくようなあいにくの雨模様。
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