佐賀関で九州上陸後は、大分・別府を経由して、九州ツーリングのハイライト「やまなみハイウエイ」へ。果てしなく続いていそうな草原風景を写真におさめようと考えていたのですが、こちらでも霧雨がずっと続き、視界は開けずもったいない。「せっかくここまで来たのに・・・。」

道ばたで売っていた、焼きとうもろこしを、やけ食いする池田。ずぶ濡れなのでレストランにも入れず。合羽を脱ぐのも面倒になってきたのでした。

 やまなみハイウエイは、結局ほとんど止まらずに通過し、いよいよ高速に乗って鹿児島へ向かおうとしていたら、「阿蘇の草千里で馬の写真を撮らなきゃ・・・」と池田がぽつり。
 そういえばこの間、工房に届いた馬革で、グローブをいくつか作ったばかり。「とっても良い物に仕上がったね」と工房の職人大西とも出発前に話したところでした。
 
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「馬がいるいる」とちょっと興奮気味な我々。「あそこまでバイクで行って並んで撮ってみようか?」「無理だって。」「えさ蒔いておびきよせようか?」
「われわれ仲間のカタキ撃ち」とばかりに、池田の左手をパクリ。この後は、腰の引けた写真しかなかったのでした。


 馬としっかりたわむれた後、阿蘇を降りて、九州道を南下し、そして日も暮れようとした頃にようやく鹿児島空港近くの宿に到着したのでした。

 翌朝、空港に無事バイクを届けることができて「ホッ」と一息ついている池田。でも彼にはこれから東京に帰って、ズブズブに濡れた革靴を履いたまま店頭での業務が待っているのでした。

旅の最後は、空港のほど近くにある西郷どんの銅像との記念写真で締めくくりました。




空港内での駐車場にて、素早く荷物の交換作業。二・三の業務連絡と思われる会話を交わした後、「ハイさようなら・・・」

 こうして、壮大な薩摩ツーリングの計画に組み込まれた池田の任務は終了し、無事飛行機で東京に向かったのでした。


今回のツーリングでは、約6ヶ月使用したグローブを雨天使用したらどうなるのか? ということを調べてみました。1日目は、撥水効果が残っていて、ちょっと濡れたかな・・・という程度。2日目からは浸水したのですが、結果としてはグローブの色落ち、硬化ともに無く良好な結論に至りました。(ただし革に入っている染料は、汗から発生する尿素などに弱く、条件が悪いと染料が流れ出すこともありえます。) 

四国工房的一日二輪旅は終わりますが・・・



旅はまだ続く
(続きは本家ペアスロープツーリング紀行へ)

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