いざ蔵元へ。

まだ胃の中に蕎麦が満タン状態で、すぐ近くの蔵元「古澤酒造」に。







 寒河江市「古澤酒造」

この蔵元には、酒造資料館があり無料で見学する事ができる。
 順路に沿って、一通り見学し終えると、出口には、
まってましたぁ!の試飲コーナー。
 そうです。そうなんです。これがなきゃ、わざわざ東京から来た甲斐がありません。まず手始めに、「澤正宗大吟醸」(金賞受賞酒)からと、グラスを口に近づけると、「ダメッすよ!」のキツーく、冷た〜い声の主は五十嵐君。「香りだけ味わっている写真撮りますから、口じゃなく、鼻を近づけてください。二輪誌のツーリングページで、実際、バイクで来てるんですから。」 正論なので仕方がなく言われたとおりにする。
 で、その味はと言うと、淡麗でひかえめな辛口、まろやかなノド越し。あっ・・・。



古澤酒造からバイクで2分ほどの距離にある「千代寿とらや酒造」で酒を撮る小峰カメラマン。
ここの酒「大虎」は大辛口の純米酒。純米の大辛口はそう多くは見当たりません。タイガースファンにはぜひお薦めします。


試飲なし!(いばって言うほどの事ではありませんが。)

そして、陽が西に傾き、
国道112号を鶴岡へと向かう。
気温20℃、速度60km/h、
極めてジェントリーな走り
標高をあげて月山に近づくと気温は10℃まで一気に下がる。まわりの山々はまだ白。

広々とした庄内平野を走る。
さらに陽が傾き、時刻は6時近い。

そして、日本海にたどり着いた時、日没を迎えるところだった。
なんという美しさだ!


ウソです。実際はこうです。(上のフォトはパソコンで着色したインチキ画像)


小峰カメラマンは、「夕陽がきれいではない!」と撮影しようとはしない。
 そのかわり、「夕暮れ時に、釣りをしているシーンを撮ろう!」と言いだした。急に言われてもちょっと待ってほしい。釣り道具は一式持ってきたが、エサがないので買ってくると私が言うと、「釣りのフリだけでいいっすょ!」、え?、フリ?、ふり〜?、天才釣り師の実力を見せつけてあげようと思ったが、目の前が海でフリだけでは、昼間の蔵元での、酒を同じく目の前にして試飲できなかった?以上に生殺しである。
 まあ、言われたとおりに、釣りバリもエサも付けずに釣りのフリをしたが、はたして誌面に載っているかどうか? トホホ、です。


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