ペアスロープあさま工房迎賓館泊


乗鞍エコーライン・スカイラインを堪能して今夜の宿泊地の佐久へと向かう。
安房トンネルを抜け、R158をダラダラとしたペースで松本を目指していると途中で1台足りないのに気づく。ライダース山下だ。携帯で連絡をとると、「眠いんで先に行ってて下さい。あとで追いつきます。」っておまえなー、佐久の場所も分からんのにア○ーすぐ来い! ということで合流。
松本ですでに暗くなる。有料の松本トンネル、R-254の三才山トンネルを通過し鹿教温泉あたりの夜道を走るとかなり寒い。気温は10℃以下であろう、春秋用の革グローブでは手がかじかみ、長袖1枚に超高速G-320Dレザージャケットは寒さの限界を超えた。

超高速対応、超高価キップ牛革製 G-320D

でも、もう寒さに震えながら走る心配など無用なのである。小休止してG-320Dに取り付けた秘密兵器 ”防寒サンステートライナー”! 先ほどまで寒さに震えていたのがウソのように、笑顔で佐久に向けて走ることとなる。
こんなものを開発したペアスロープというメーカーは恐ろしい会社だ。あまり公開したくないのだが、せっかくだからこっそりと紹介しよう。(わざとらしいとは思う、反省してます。)

全面型ライナー 今回使用のハーフ型ライナー

すぐに買いたい!(注意:弊社製品専用ライナー)


その晩の宴会ではしこたま酒を呑み、二輪雑誌の未来について大いに語りあったことは言うまでにない。

ペアスロープあさま工房にて。



翌日朝、内外出版の田所のアグスタを車庫から出してあげるやさしいライダース山下。
しかし、彼がこのツーリング3日前に自分のビューエルでさえ立ちゴケし、あわててウインカーを手配してたことをアグスタの持ち主、田所は知らない。

アグスタって高いんだよ! 山下君。




そして自分のバイクを車庫から出す山下。
しかし先に止めてあった黄色いバイクが気に入らず 「じゃまなビーエムだな〜、もうちょっと前に止めろよこんちくちょう!」 と、ぶつくさ言っている。(ような気がする)


内外出版アグスタの田所は、別冊MC編集R-1の五十嵐に向かって、「イタ車をなめんなよッ!」って言っている。(気がする)
五十嵐は視線を合わせず、「アグスタで峠をちんたら走っても意味ねえじゃん。」と言っている。(気がする)


本日仕事の私と古山、ライダース山下を残して、他の5人は標高2127mの麦草峠(国道高所第2位。公道1位は昨日の乗鞍エコーライン2715m)を越え、ビーナスラインを走って帰るそうだ。路面温度が低く滑りやすい、十分に気をつけるようにと伝えて別れた。
そしてその晩、携帯のベルが鳴る。「コケちゃいましたよ〜、広報車キズつけちゃったりして、もうヘトヘトっす。」 声の主はクラブマンZRX長期テストの飯尾、麦草峠の下りであえなく転倒。あれほど言ったのに、、、気温が低くて滑りやすいから気をつけろって! 

「曲がりきれなくてコロんじゃったっスょ。草に頭ぶつけて痛ぇし、、、。」 もともとナニなのに、頭打ってますますナニになった飯尾。尚、彼の名誉の為、情けをかけて写真は小さくしておきます。


まあ、なにはともあれお疲れさん。みなさん仕事も一生懸命頑張ろう。

いかがでしたか、二輪広告研究会「乗鞍紅葉ツーリング」。
ちょっとコミカルタッチになってしまったけれど、私を除く人達がコミックショーなのでしかたがない。でも、そんな彼らも社に戻ると、真剣にバイク誌を作っているのです。ぜひ買ってあげてください。私からもお願い致します。


10月11日現在で乗鞍スカイラインの営業終了まであと21日。
もう来年以降、バイクで走ることのできない道。

カミさんとタンデムで行ったことや、
夏に、そして今回の秋のこと、、、。
良き思い出となった。

ありがとう、乗鞍。
        おわり

[あとがき] 乗鞍スカイラインは2002年10月31日を待たず、26日で積雪のため通行止めとなり、営業終了の日を迎えました。この年の利用台数は36万5507台と過去最高記録だったそうです。2003年からの通行はバス・タクシーに限られるのでご注意を、、、。

次回は11月15日発信の[四国編]です。ごきげんよう。

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