・・・湯 | ||||
予期しない国道4号を走り本日の宿「川上温泉」に難なく到着。難なくとは、ポンコツのおかげで予定のルートを走れず宿に直行したこと、そして「秘湯」と聞いて宿までの道は悪路を期待していたのだが(私だけか)ちょっと拍子抜けした。 仲居さんに案内され、迷路みたいな廊下を歩き部屋に入るなりビールで乾杯。これお約束。でも正確にはバンディット400のご臨終に献杯(けんぱい)。 そういえば、なぜかここは静かで落ち着く。落ち着きのある部屋のせいかというとそうではない。窓の景色がいいかというと、これもたいしたことはない。なんでだろうと全員の顔をながめながら考えること数秒、あれだ。あれのせいだったんだ。 9人もいると、いつもなら必ず鳴るケイタイの音、音、音。うるさくないのは”圏外”だからで、これは落ち着く。不便などと思う者はなく、仕事先からかかってこない事に皆満足なのである。 夕食は5時半ですよ、と仲居さんに念を押されて期待の風呂に行く。30分少々しかないが、まずはこの宿自慢の半分露天・半分洞窟の風呂。源泉温度93℃(そのままではご臨終)とかなり熱く、体が慣れるまで気合いがいるが、なかなかのいい風呂だ。まだ明るいうちに入ったが、暗くなってからの方がより風情があるだろう。但し、東北の温泉でありがちな期待の混浴ではない。(たとえそうであっても、ここの泊り客は昔のおネエちゃんが大多数) さてこの宿の風呂が「秘湯」であるかないかは、判断に苦しむが、ちょうちんに「日本秘湯を守る会」と堂々と上げているとうり、素晴らしい温泉であることは間違いない。 でも、「ヒミツ」の湯じゃないよな・・・。 |
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