長野県下伊那郡大鹿村。南アルプス赤石岳の麓にあるこの村、空気は限りなく透明、水は清く、夏でも手がかじかむ冷たさ、その美味さは言うに及ばず。 “大鹿歌舞伎”は特に有名である。







 大鹿歌舞伎が終わる10月末頃に紅葉を迎え、11月に入ると次第に山は黄金色に変わる。幾度訪れても、その美しさを形容する言葉はない。


1998年、まだノーマル状態のスポーツスターとなぜか茶髪の私であった。



赤石岳を望む。

左の山の中腹には
小渋温泉「赤石荘」が見える。
ここの露天風呂からの眺めは
迫力あり。


 私はこの大鹿村に親戚があることから過去40数年間毎年のように訪れている。

 1970年代のあるできごと・・・
 大鹿村の祭りの最中、こともあろうに長野県警が村はずれで飲酒検問をやったそうな。当然、歩いて帰ることのない(山奥なので)真っ赤な顔した軽トラのオヤジ達は次々に御用となる。
 ところがである。これに怒った大勢の村人が派出所に押しかけ、「なんてことしてくれるだ!もう村に警察はいらんずら!出てけっ!」となって大騒ぎ。結局、察のダンナ方は村の衆の圧力に負けて暗黙の取引・・・「今後、大鹿村で飲酒・スピードの取り締まりはしない」となって、理不尽なめでたしめでたし。(故人下平のジッサン曰くの非公式。現在の取り締まりの有無は不明)
 話に尾ひれがついているのだろうけど、そんな村なのである。

 尚、私はそれより以前に、すでに14の歳で村内をバイク(125のビジネス)乗り放題。あげくのはてにドカタのおっさんから三菱ジープを借りて山を走り廻ってた、とんでもない中学生であった。それ以上に悪質だったのは上記親戚のジッサン、、、50歳になるまで無免許で車を乗り回し、当然その自家用車も車検を通したことのないテンプラナンバー。ジッサン言うには「大鹿村の特権ずら」・・・(共に時効成立)

 じっさん(故人)の家の庭先にて

大鹿村ホームページ:http://www.vill.ooshika.nagano.jp/
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