栖林寺のシダレザクラ:中央高速、国道153号の東を平行する県道18号を駒ヶ根方面より北に向かって走ると、右側の山沿いに1本の大きな桜が目に入る。その桜を目指して進めば迷うことなく栖林寺に着く。
樹齢400年といわれるこのシダレザクラ、薄紅色の花をいっぱいに付けた堂々たる姿と、遠く残雪の中央アルプスとのコントラストが実に美しい。
|
|
道端に小さく存在を主張する伊那谷の “つくしん棒”
|
桜の時季だけでなく、伊那谷は中央高速を走ってもその良さは分からないだろう。三州街道と呼ばれる国道153号も街中の通過が多く面白くない。やはり南北を走る県道18号沿いの寄り道旅、伊那谷はこれに限る。
栖林寺のシダレザクラを堪能し、県道18号から、県道442号へ。3桁の県道となると、そらぁあもう、のどかな田舎道。しかし困ったことに標識もなく、この先の林道に入る分岐点が分からなくなったため、農作業のオッサンに道を尋ねる。「この道まっすぐで、突き当たったら右ずらぁ」で、そのとおり走ったら、どこまでも舗装路で諏訪に出た。そりゃそうだわな、ガタガタ道って言わなかったし、そんな林道を好きで走るとは思わなかったろうから、親切にも迂回した舗装路を伝えたのだった。
さて、きょう最後の目的地、佐久の龍岡城五稜郭へと向かう。
|
|