2004年1月26〜27日
文・写真:三橋 [全6ページ]
 例年なら正月に“寒中ツーリング”の計画を立てるも、今年はうだうだと日も過ぎてしまった。5年連続の恒例行事もこれで途切れたかと思いきや、ひょんなことからカタログ制作スタッフとツーリングに行くことに相成った。しかし、正確には春のカタログのイメージカットを撮りに行く “ロケツーリング”。 確かに寒中ではあるが、うららかな春と暑い夏をイメージしたインチキ写真を撮りに、凍る寒さの1月末、ロケ隊は出発したのである。テーマは「海とバイク」・・・ドラマチックに。。。

 「インチキ写真なんて言ったら、久山カメラマン怒るよぉ! それにさぁ、冬っつうのをバレないように、寒いなか苦労して春夏の雰囲気で写真撮るっつうのに、ホームページでバラしちゃうのってマズくない?」 石野ライターの言うとおり、カタログのイメージをぶち壊すようなもんだ。やっぱ止めよう !! となったら、このツーリング紀行もこれで終わりになってしまうから、少々無視して先に進むことにしよう。
 「カメラマン、ライター、ディレクター、アシスタントのこの4人はそろってるけど、肝心のモデルがいないじゃん。伊豆とはいえ、クソ寒い中ですよぉ、だれがメッシュのウエア着るの?」 「あんたなんだよ、石野ライター! ショボイ予算でカタログ作ってんだから、モデルなんて雇えるわけないだろが。」 「それ、マジー、えーマジかよぉ」・・・そんなこんなで準備を進め、冷えた1月末の早朝6時にペアスロープ集合となる。
 店裏に2台並べての出発前、「あのさぁー三橋さん、今が旬のツーリング向きドゥカティ“ムルティストラーダ”は解るよ、でもね、もう一台が川崎重工12Rってのはどうよ、しかも初期型!バランス悪くない?」 いろいろとイチャモンの多い石野氏、そりゃぁごもっともではあるが二輪誌編集部のようにメーカーから広報車を借りられないので自前のバイクを使うしかない。それに、12Rは私の、ムルティはカミさんのお気に入りバイクであり、いっしょにツーリングすることもあるのに、「バランスが悪い?」とは何事ぞ!。でもまあ、腰のある“うどん”(川崎重工は四国の対面)と、本場イタリーの“パスタ”を同時に出されても・・・気持ちは分からんこともない。
 四十を過ぎた私と久山カメラマンはポッカポカ車内の4輪、その他2名はキンキンに冷えた空気の中、バイクで渋滞を楽しそうに?南伊豆に向けて出発。



久山カメラマン:カタログのイメージカット担当。茶髪にピアスといった上品ではないいでたちではあるが、その「腕」は確か。なお、かれこれ10年東京に住んでいるのに、いまだバリバリの関西弁。 石野ライター:アウトライダー誌に10数年たずさわっているのでロケーションには詳しい。弊社カタログでは文章を担当しているコピーライターだが、今回は仕方なくモデルに抜てきされる。 ペアスロープ古山:アシスタント及び撮影モデルとしても参加するが久山カメラマンの注文ポーズに悪戦苦闘。まだまだ修行が足りない20代。今回の仕事はもっぱらバイクの自走移動に徹する。 ペアスロープ三橋:当HPの制作担当、及びカタログのグラフィックデザイン及び文章の一部担当、そしてディレクター。また及び全てのウエアのデザイン担当。その他いろいろ。早い話が、何でも屋。
※当ホームページの写真は、全て筆者三橋のアマチュアイズムたっぷりでお届けするデジカメフォトです。プロカメラマンである久山氏のドラマチックなアナログ銀塩紙焼き写真はカタログをご覧ください。
※カタログご希望の方は300円切手同封の上弊社までお送りください。なお、製品(たとえ900円のキーホルダーでも)をお買い上げの場合はご希望の方に差し上げます。お申し出ください。(但し、1000部しか用意しておりませんので、お早めに。)

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