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 昨日はちょっとさえない一日だった。しかも昨夜の天気予報では、福島市周辺は気温も上がらず曇り模様とのことだった。

 朝起きて、恐る恐る窓のカーテンを開けると太陽がギンギンと輝いている。快晴とはゆかないまでも、天気予報のハズレは嬉しい。
 今日の予定は、岳温泉を出発して福島市の花見山に行き、その後、東北自動車道を南下し、三春の滝桜を見学。そしてまた福島市に戻って高湯温泉となる。
 なぜ昨日からそんなジグザグな往復をしなければならないのかは、桜の見頃に行程を合わせたことにほかならない。通常、桜は南から咲くものだが、その地域の気温や桜の種類が異なれば、咲くタイミングも南北が逆になってしまう。なかなか計算どおりにはいってくれず、そこが桜巡りの難しいところなのである。
平日とあってか、閑散としている岳温泉のメインストリート。

あだたら山麓の高原を走り、福島市へ。







 花見山は、福島市から4kmほどにある里山で、もともとは一軒の農家が自分の山に花木を育て、善意で一般に開放され、昭和34年から人々の目を楽しませていただいている。
 まさしく、福島の桃源郷とうたわれるほど美しい里山である。
 まあ、多くを語るよりご覧を。





[ 花見山の花々 ]

ソメイヨシノ

ボケ

ハクモクレン

サンシュユ


ヒガンザクラ

ウメ

ツバキ かな?

ハナモモとカミさん















2005年秋に販売予定の
DML-82レザージャケット試作品。
そのきれいなスタイルをもってしても、
花見山の美しさには勝てないだろう。


 花見山公園は、この地の農家の方が丹精込めて作り上げた人工的なものではあるが、それにしても聞きしに勝る美しい山里だ。大勢の人々が集まるのもうなづける。
 さて、それほど人気のある花見山だから、ここにたどり着くには、それなりの苦労を強いられると聞いていた。
 一般車両は、公園入り口までは行けない。公園から1.4〜2kmの間に点在する臨時駐車場に止め、そこから大型バス専用駐車場までシャトルバス。なおかつ800m歩かなければ入り口までたどり着けない。・・・のハズなのだが、各交差点で交通整理している警察官および誘導員にバイクの駐車場を訪ねると、公園方面へと誘導される。道路を占領して歩いている、ほんとうに大勢の人々(ジィーさまバァーさまが多い)を空ぶかししながら(いわゆるドケ合図で)ゆっくり走ると、ついには公園入り口に着いてしまった。係員の方に駐車場を尋ねると、「あらぁ〜、バイク置き場は無いけど、そこ止めていいよ〜」って案内されたのが、公園入り口管理事務所の駐輪場。
 ジィーさまバァーさまが800mも歩いているのに、我々若い者が歩かずに来てしまうのには少々心が痛むが(本心ではない)、これもバイクの特権だろう。
 それにしても、この満開の花見山に訪れる人々は、一日数千人とも数万人とも言われるなか、今日バイクで来ていたのは我々以外に見当たらない。いったいバイク乗りは花見に興味がないのだろうか。桃源郷と言われる「花見山」、お薦めの地です。
丘を登ると福島市街を見わたせる。



これで青空なら申し分ないのだが、すべてを望むのは贅沢というもの。



なんだかんだで公園入り口にバイクを止めさせていただいたが、本来のバイク駐車場ではない。※恐らく土日はダメでしょう。平日の今回も偶然なのかもしれない。

またニオイにつられてやって来た。花見の定番ですな。

美味そうなアユの塩焼きだが、昨日を思いだしてパス。 バイクで来なけりゃ、生ビールの注文率、200%! みそ焼きおにぎり。これ、最高の味でした。






花見山の急斜面を登れるのは、体力だけではない。弊社の「ショートグフ」が強い味方。 土の斜面でも滑りにくいのは、ビブラムソールのおかげである。

お客さんにショートグフを説明する時、
「このブーツは、ぶ厚い革ですから、始めは歩きにくいですよ」って言います。
でも馴染んでしまえば、一般のトレッキングなど平然とこなします。
ツーリングはバイクに乗っているだけではないのでこういったブーツは重宝しますね。

ショートグフ
2.2mm厚牛革製、ダブルマッケイ式ビブラムソール。color:黒、ブラウン。size:23.0〜27.5cm。
price:\36,000(税込み)

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〜コマーシャル終わり〜

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