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日本を代表するホタルは、ゲンジボタルとヘイケボタルだ。源氏と平家、なぜそのような名がついたのかを、明確に答えられる人はいないらしい。 そしてその両ホタルの見分け方は、10〜20mmと大きいのがゲンジ、8〜10mmと小さいのがヘイケである。今までどちらがそうなのかを気にもとめなかったが、カミさんの実家である長野県佐久市でも、ちらほらは見ていた。ただし、小さな小川の草にとまって、弱い光を放っている数匹のホタル。それでもキレイだと思った。 ここ伊豆の松崎にいるのはゲンジボタルだが、さて山芳園のオカミさんが言ってたように、たくさんいるのだろうか、“乱舞”など、ほんとうなのだろうか。2泊3日までして、「今日も昨日も残念でしたねぇ」 な〜んてことはないのだろうか。不安ばかりがよぎる。 ・・・その光景を見るまでは、、、。 |
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なんという光景なのだろうか。美しいとも可憐といった表現ともちがう。 あらかじめホタルについて予習してきたがために、物悲しい幻想的光景とでも言おうか、はっきりと言葉で言い表せないのである。 そして確かに写真には収めたものの、この目で見た光景と画像とは大きく異なる。静止した画像は光の軌跡。対して現実は周りにいるカジカガエルの伴奏とともに、ゆらゆらと、いや、ふわふわとでも言うか飛びまわっている。NHKの高感度カメラの映像も見たことあるが、光の色がちがいすぎるし、そのテレビ画像で鳥肌が立つわけがない。 初めて見たホタルの乱舞を前にして興奮冷めやらず、二晩続けての撮影も、なんとか絵になった写真はほんの数枚。なんとも情けない限りだが、もし、こんな写真でも「ホタル、見たいなあ」って思ってくれたら幸いである。と同時にホタルツーリングを、ぜひ、ぜひお薦めする。 |
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