初回の企画会議には、ヒョウドウ社の兵頭社長を始めとして、営業、製作責任者の面々、そして我がほうは私と、なぜか松下。弊社HPで“夫婦坂革ジャン改革”なる生意気なページを担当し、レースもツーリングも大好きヤロー。何か役に立つのではなかろうかと連れて来た。
で、今回の企画は、
“サーキットも走れるツーリングウエア”
「別名:ひつじの皮をかぶった狼服」
近頃、サーキット走行会が盛んに行われている。筆者もたまに参加するが、それはそれは楽しい。
サーキットを極力安全に走るなら、HYOD社お得意のレーシングスーツがある。しかしツーリングにはちょっと(かなり)使い辛い。ならば、ツーリング主体の大人しいスタイルで、サーキット走行可能なレザースーツを作ってしまえば良いではないか。できれば※MFJ公認の。
・・・言葉では簡単だが、それがどれだけ難しいことか、私自身、もの凄く理解している。正直、弊社ペアスロープだけの技術では作れない。だからその難問をHYOD社に投げかけたのである。
なお、もうお分かりのとおり、今企画はナイロン等の化学繊維品ではなく、“革”。ナイロンなどサーキットで転けたらひとたまりもなく、強度など“革”には遠く及ばない。MFJ公認は問題外なのだ。 |
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先ほどまで笑っていたHYOD営業部長だが、企画の趣旨を聞いたあとは、頭をかかえるのみ。 |
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MFJ公認:レースはもちろんのこと、サーキット走行会でも公認のレザースーツを奨励している。公認を得るには、強度や作りなど、きびしい検査を通過せねばならない。 |
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