2006年11月15日 送信 | |
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考えてみたら、息子はクシタニさんとタイチさんのオーダーメイドレーシングスーツ計2着を持っている。それは2003年、弊社20周年記念として撮影用に特別に発注したものだ。しかしやはり、カラー指定した自分流のスーツがほしいのだろう。高額なおカネを払ってでも。(そんなカネあるなら、学費自分で払え) いっぽうダイスケ。今までのサーキット走行はレンタルスーツだが、オヤジがいる大型店ライコランドでもHYODレーシングスーツは取り扱っている。家族割引とかで(そんなのあるのか?)多少は安く買えるだろう。にもかかわらず浜松まで行って、ハンコ持って、ローンで作る。 ま、どちらもアルバイトで払う自分のカネだし、双方のオヤジはいっさい援助しないので文句は言えまい。(こいつら勉強しているのだろうか。それが心配だ) こうして大学生だって小銭貯めて、ハンコ持ってレーシングスーツを作りに行く。最近少ないなあ、若者もオッサンもこの手の“粋”が。 「いろいろ生活の事情ってもんがさあ、、、」 な〜んて言葉が男の“粋”を消してゆく。 |
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今回の企画“PHR”ウエア。サーキット走行を重要視するならMFJ公認は欠かせない。しかしその公認ウエアとなると、ツーピースといえど、すでに公認を得ているHYODワンピースレーシングスーツとは、そのスタイルも、フィット感も、機能性も、そうたいして変わらない。それならワンピースでよいということになる。 逆に言えば、ある程度ルーズフィットで歩きやすく、大人しいデザイン。そして上着だけ、パンツだけでも愛用できる利便性を追求すれば、間違いなくMFJ公認は得られないだろう。 カラーリングだけをやや大人しくしたツーピースで公認を得るか、デザインはある程度自由度はあるが、過激には走らないサーキット走行会仕様で公認を得ないか、、、。二つにひとつしか選択の余地は無い。 レーシングメーカーではない弊社ペアスロープは必ずしもMFJ公認の必要性はない。しかしヒョウドウ社の考えは異なるだろうと想像する。さあ、どうしたものか、、、。 |
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十分にサイズチェックされた二人の大学生達、こんどはカラーリング、ネーム、数々のオプションを選び、仕様書を作り上げる。その作業のほとんどはパソコンで行い、プリントアウトして書類完成。 上記作業であ〜だこ〜だと迷っていては時間がかかるので、二人はあらかじめHYODホームページから自宅で作成したプリントアウトを持参している。 ん〜、弊社の革ジャンオーダー仕様書は、全て紙に手書きの本格的アナログ。対してヒョウドウ社は最新デジタルシステムで対応。同じ製作工房を持つメーカーでも違えば違うものだ。 なお、二人が注文したレーシングスーツは、猫に小判か、なんとかに真珠か、こともあろうにHYOD最上級バージョンを選んでいる。レースに出るわけでもなく、走行会程度で、あきらかにオーバーキャパではあるが、そんなバイク乗りの“見栄”も、近ごろ少なくなった。けっして悪いことではない。 ※オーダースーツの納期は2〜3ヶ月とのこと。 |
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