1/5 Day10
この日も雪は降っていない。新雪(深雪)を滑るために来た俺にとっては、ちょっとキツい。
餌取氏の案内で、スノーボーダーのタカ君と奥さん達と「富良野スキー場」のバックカントリーを滑走。
スキー場からエリア外にアクセスするため山行計画書を提出し、バックカントリーへ。餌取氏のガイドで、かなりグッドなパウダーランを楽しむ。
お昼に食べた[オムカレー]は美味!
夜はまたまた[おでん屋えとり]で、色んなジャンルの“濃い”人たちと美味い酒を酌み交わした。
中には[スキージャーナル誌]の編集長、加藤氏。ロイター通信の女流カメラマン、中尾氏。餌取氏と同じく、プロ・テレマークスキーヤーとして活動中の藤川ケン氏、などなど、このエリアのメンツはエラく濃厚だ。しかも、スキー、テレマーク、スノーボードなど、マテリアルのジャンルを越えて、リスペクトし合っている。それぞれのスペシャリスト達。ステキだ。
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大雪山旭岳は夏の美しさとは異なる、冬ならではの“白い芸術”だ。しばし、頂きに目を奪われる。
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道内をベースに活動しているコアな方々に共通している点は、リーズナブルで美味しいモノに敏感なところだ。この「みよし乃」の料理は正にソレ。新鮮な食材と女将さんの料理は“美味くない”ハズがない。
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1/7 Day12
台風並の低気圧が近づいてきた。気温も高く、風ばかりが強い。おかしな天気だ。
この日は、旭川からニセコに移動するための日にした旭岳も、ニセコ山麓のスノーエリアも全て強風のために運行を見合わせているらしい。
途中、余市駅近くの[柿崎商店]という海鮮定食の店でいくら丼をいただく。美味!&安い!
ココは、魚屋さんが経営する食堂だけあって、量も多く新鮮で美味い。
暖かいが、雪は降っている。でも風が兎に角、猛烈に強い。
余市近くの[フゴッペ温泉]に入浴。期待していたが、循環だった。残念!
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わざわざ自分の足で雪山を登ってまで、新雪を滑るなんて、自分でもバカバカしいとは思う。でも、その手付かず自然と、挑戦し(楽しみ)たくなる斜面に出会えるトキメキは、素晴しくも楽しいものだ。その後に待っている温泉も!
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1/8 Day13
風が強いが、雪は降っている。この日は朝からヒラフスキー場に出た。
期待が膨らむ俺は、この北海道トリップで、初めて純深雪専用の板、ヴォラント・スパチュラを出して比羅夫スキー場へ。
しかし、強風で上部のリフトは運休。しかも、期待していたほど雪は無く、強風にたたかれガリガリ!
こういうコンディンションは苦手なスキーを履いて出ちゃったもんだから少しも楽しめない。ブルーな気分で、この日の写真はなし!
でも、なんだかんだで昼くらいまで雪山にいた。正直あまり良い日じゃなかったね。
午後から[清山荘]という温泉に。ここは、施設はイマイチだが、泉質が良い!鉄鉱泉にゆっくりと浸かる。幸せだ。
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最終日の後にドッグパドルに戻ると、西田氏がいつもの笑顔で迎えてくれた。
今回のトリップで、俺のベースとして本当にお世話になった。彼の“生きかた”のスタンスは、僕にとって「ひとつの理想形」かもしれない。ヒトにも自然にも媚びることはない、苛立つこともない「ゆっくりとした時間に身を委ねる」自分流の生き方だ。 |