2006年8月11日 |
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天蚕についてをここで語ってしまうと、それはもう恐ろしく長いことになってしまうので、もし興味が湧いたら別サイト“絹の道”(メニューページ)をあとで見てほしい。 さて、先月にお会いした天蚕農家の古田さんと、安曇野市経営の、ここ穂高、天蚕センターで待ち合わせ。いよいよ天蚕のチョウを特別に見せていただく。 そのチョウ、地元農家でそう呼ばれているが、実は“蛾”(が)なのだ。私のような第三者はカイコ、、農家では“おカイコさん”というように、敬意を表して“チョウ”と呼んでいるものと思われる。しかし、あれほどに美しい色合いの幼虫(イモ虫)は、かつて見たこともなかったし、その幼虫の出す“繊維のダイヤモンド”と呼ばれる絹の糸もこれまた美しい。はたして成虫はいかなるものだろうか、、、。 |
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子孫を残す為のカゴに入れられた雄と雌。まずは両翼18cmもあろうかと思われるその大きさに驚く。チョウとして見れば、より美しいのがたくさんいるが、蛾として見ると、これほど綺麗な蛾にお目にかかったことがない。そして羽に描かれたような模様、そう、これはモスラの成虫が頭に浮かぶ(モスラとカイコの違いについても“絹の道”を参考に)。 来年もまた、このチョウの生んだ卵がかえり、綺麗な幼虫が育ち、繭を作るために美しい糸を出すにちがいない。そして絹織物となって人を着飾る。ここ穂高でも伝統的な“有明紬”(ありあけつむぎ)という絹織物がある。 ・・・どうです、あなたも一着。でもリッターバイクよりかなり高額ですがね。※天蚕糸は、いわゆる白いカイコの家蚕(かさん)糸とは比較できないほど希少で、100倍?ほど値が張る。 |
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安曇野市 穂高の天蚕センターでも織られている“有明紬” |
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