2006年8月13日
虫捕りやって魚獲りやって、夜になったら一杯やって寝る? それでは夏休みの過ごし方、失格である。やはり正しい夏休みとしては、昼間の遊びの締めくくりとして花火が重要。
信州だけでなく、お盆の頃の夜はあちらこちらで花火をやっている。テレビから流れる甲子園の高校野球と花火の音こそが、もっとも夏を感じるのである。確かに市町村主催の大きな花火大会もいいだろうが、人ごみが多くていけない。だから俺達は総出で花火を買いに行く。
佐久の花火屋、そう、花火しか売ってない花火屋がある。ちょうどコンビニくらいの広さの店に花火ばっかしである。東京では信じられないような店だが、そこに入ると、それはもう、膨大な量と質、種類の花火が俺達を待ち構えている。
ど〜です、この花火の品揃え。どちらかといえば、子供より大人のほうが大喜びか。なお、カミさんが持っているのは蜂の巣取りのエンマク。
我ら親子とマウス家族は、もう、値段など見ないで買いあさる。値札など見ながらいちいち考えてたんでは、陽が暮れてしまうほどの量なのだ。
ここで、花火をよく知らない読者のために、解説つきで写真をお見せしよう。
手持ち花火の種類も豊富。凝ったものが多く、オッ!と思うのは1本300円前後か。
坊や達も興奮ぎみで、何を買っていいのか分からない状態。
「そうよ私は ひまわり娘」花火。たしか伊東咲子だったかな(30年ほど前のアイドル系歌手)。
マウス夫婦も慎重に品定め、しているように見えるが、ばんばんと買い物カゴに挿入。
コミック系も多い。「OH ! NO ! マリリン」はスカートがめくれる仕掛け。もちろんゲット。
スリラー系花火。あとで買うつもりだったのだが、買い忘れた。
“男の花火” 系
もちろん「写るんです」のパクリ
言葉をちょっと間違えると、えらいことになりそうな打ち上げ。
「こりぁ〜玉乱」・・・なんと70連発ですぞ!
ご存じ、松田聖子。箱の裏にはその歌詞まで記載でありがたい。?
昔ながらの落下傘。昼間系。
鹿児島の大海酒造芋焼酎「くじら」のパクリ。
すごく精力がつく打ち上げ花火らしい。
「必殺シリーズ:三段爆裂 破動砲」 裏に“プロ仕様火薬”といった注意書き。迷わずゲット。
落下傘花火、現代風。
シルクロード “絹の道”。さて絹の糸でも飛び出すのか。
これ、バケツほどの大きさの打ち上げ! 恐ろしい。
“マウス”のオッサンはもちろんネズミ花火をお買い上げ。
まだまだ説明したいが、キリがないからやめときます。。。
千円ほどの打ち上げ花火が200種ほど並ぶ。
結局、俺達二家族が買った花火は、〆て一万四千数百円。全種類の10分の1すら買っていない。恐らく、20〜30万円あれば全種類買えるが、そんなヤツ、いないだろうねえ。
そしてその夜、大人は(オヤジ二人は)ビールとレモンサワーをしこたま呑んでから、腰を上げる。
坊や!その「マリリン」、裏表反対だぞ! お楽しみが見られないぞ!(花火が終わると「パカッ」とめくれ、ソレが露出するが、火が消えるので写真には写らない)
筆者のアルコール濃度たっぷりの撮影の為、打ち上げ花火は、まったく写せずご勘弁。
マウスのオヤジが線香花火を3束ほど買ってきたものだから、それだけでも1時間はかかる。あれ、ショボイけど、ひとつが長いんだ。 その昔、筆者は足の甲にポトンッと落としたことがあり、あっ熱いのなんのって。それ以来、やらない。
こうして、花火は一晩では終えきれず(坊やの寝る時間が早いから)、翌日もまた、花火の夜を迎えた。
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