坊や達は13日に1泊しただけで、翌日の夜遅く、東京の自宅へと帰っていった。子供達、いや大人にとっても、1泊だけでは遊びきれないだろうが、マウスオヤジの夏休みはたったの2日間、仕方のないことだ。
 そういえば佐久に来て、たいしてバイクに乗っていない。ここを起点として走れば、八ヶ岳山麓、ビーナスライン、浅間山に志賀草津道路と、おいしい道がたくさんある。が、しかし、起きるのが遅く、なおかつ朝から高校野球なんぞを楽しんでしまうので、昼近くになってようやく腰を上げるのだ。
 「牧場巡りでもするかぁ」・・・。

2006年8月14日 最終話

 すでに最終話のタイトルだけでピンときた人は、まちがいなくオッサン・オバサンの域に達している。そう、1976年のテレビドラマ「高原へいらっしゃい」だ。主演の田宮二郎は良かった。由美かおる、尾藤イサオもいいねえ。(2003年にもリメイク版が放送) なお、タイトル写真の建物はそのロケ現場そのもの。野辺山高原の涼しい中で、ランチ・ディナーにコーヒータイム、美味いソフトクリームなどがいただける。

 話が前後して申し訳ないが、まずカミさんの実家から向かうは、佐久市の長野牧場。ほんの10分少々のところにある。何十回も佐久に来ているのに、同じ数だけ、その横の道を通っているのに、なんと初めて訪れる。

 
もとは国立の牧場。今は“独立行政法人”ということで、よく分からんが民間ではないだろう。見学無料で、おもにヤギとヒツジ、馬もいたような、、、。


娘は写真、カミさん荷持つ係り




 長野牧場から進路を南にとり、次は野辺山高原へと向かう。距離にして40キロほどで1時間とかからない。
 佐久の中心地辺りも標高約700mあるので冷房要らずの涼しさだが、さすが1000mを超える野辺山高原は涼しい。国道上の温度表示は25℃でも、オールメッシュジャケット(筆者)では寒ささえ感じる。
 さて今日二つめの牧場は、野辺山では有名な「滝沢牧場」。 が、しかし、、、駐車場は都会ナンバーの車でごったがえし、露天屋台が並び、ガキんちょ大多数の観光牧場。こりゃあ玉乱!(花火のタイトル借用)と撤収、数キロ離れたあの「八ヶ岳高原ヒュッテ」でコーヒー&ケーキ&ソフトクリームタイムをとる。この辺りは、静かで涼しい至福の場所だ。



娘を先頭にすると、なぜかハイペース、
・・・遅れをとる母親。





 人ごみも車の多い道もいやなので、地図を頼りに細い道を進むと“犬の牧場”とやらに入った。入り口で作業していたネエちゃんに「牛の写真を撮りたいのですが」と尋ねると、この先を進めば牛を放牧しているという。牧場内の道は私有地なのだろうから、了解を得て通らせていただく。
 しかし、、、 突然舗装路は終わり、ダートになって、進むほどにワダチは深くなる。あまりミラーを見て走る余裕はないが、同じペースで後ろに着いて来る娘のヘッドライトがぼんやりと分かる・・・のも、ほんの数十秒であった。




転けてやがんの、、、。

バイクで引き返すと、また転けるので歩かせる。はるか手前ではゼファーのカミさんが立ち往生。それら2台を舗装路まで運び、ひと苦労の筆者であった。




 ダートはオフ車なら楽しいが、オンロード車で走るもんじゃあないやね。転ける確率高いし。。。
 そうそう、低速なら転けても痛くない、筆者のライディングスタイルをお見せしなくてはならない。言っておくけど、あの魚獲りバイクスタイル(Tシャツ・半ズボン・サンダル・ノー手袋)とはちがうのだ。(でも下はジーンズだけどね)



 RVM-05 メッシュベスト  PSH-M002 メッシュジャケット
ツーリングはもとより、魚獲り、虫捕り、写真撮りと多種多様の遊びに対応の、便利この上ない収納ベスト。料金所の敏速な通過は特筆ものである。¥19,600 HYOD社のレーシング用プロテクション装備のわりには動きやすく、しかも涼し〜い。4月末発売したがすぐに完売。2007年も作る予定だが、詳細未定。


 こうして4日間の中部信州・夏巡りは終わり、8月15日の朝、3台のバイクが東京へと向かう。しかしまだ弊社は1週間の夏休みが残っているのだ。 で、何してるかって?
 高校野球を見ながら、暇つぶしにこんなくだらないホームページを作っているわけですよぉ。

 お〜っ、青いハンカチの斎藤(早稲田実)が田中(駒大苫小牧)を三振に仕留め試合終了。それにしても2日間に渡る夏の甲子園決勝戦、十分に楽しませてもらった。早稲田実業、夏の初優勝おめでとう。。。
2006年8月21日 記


佐久平の農道を抜けて東京へ



少しでも皆さんの夏休みの参考になれば幸いです。





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