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飲む、泳ぐ、松下やりたいほうだい!
ツーリングあとの露天風呂でのビールは、格別な旨さなのだ。
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ゆっくりと温泉に浸かる間もなく外に出る。あらかじめ今日はワンボックスカーがあることに、そしてカメラマン、モデルになれる松下がいることに目をつけていて、2007年秋の新作ジャケットを積んできていた。そう、せっかくだからカタログ・HP用の写真を撮ろうではないか、と。100%遊びツーリングのつもりが、ついつい仕事になってしまう。
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改造屋のワンボックスには5〜6着の新作ジャケットが。
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ジャケットは出し惜しみでモノクロ。
それにしても秋の季節とはほど遠く、グリーンが眩しい。
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弊社の場合、通常は秋のイメージカットは前年の秋に撮影をおこなう。春から夏に撮ったのでは季節感がバラバラになるからだ。
しかし、最新作の場合は例外で、製作の都合上、初夏の時期になってしまう。背景に季節を感じさせない手法は、室内や都会のビルをバックに撮るのが適しているが、“旅”を演出することはむずかしい。
ささっと1時間ほどで撮り終え、宿に戻る。“ホタル”のために早めの夕食が待っているのだ。
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数々の料理とともに、宿のダンナがでっかい船盛を持ってくる。ダンナ自ら言う“高級民宿”山芳園の料理は、伊豆近海の幸。真鯛、金目鯛、カツオ、伊勢海老、アオリイカ、それらを地物のワサビを擦って頂く。あっちこっちとつまんでいるうちにアワビの踊り焼がいい具合に、、、食欲飲酒絶好調である。
さてアルコールもほどほどに(といって野郎共かなりの量)、夫婦坂のロウソク“ちょうちん”を準備して、今夜のメインイベントである“ホタル”観賞&撮影に出発。宿のダンナとその息子さんがワンボックス2台で山奥に連れて行ってくれるのだ。
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クルマの中で真っ暗な前方をテスト撮影。
ところが俺のカメラに悪夢が、、、。
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Photo:坂上修造 |
結論から話そう。5台の一眼カメラを備えた集団ではあるが、だれひとりまともに撮れていない。坂上カメラマンだけがなんとなく撮れてはいるが、プロだから採点が厳しい。
それぞれの言い訳は、、、
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■坂上カメラマン:「初めてだからさぁ、シャッター時間が分かんないよぉ。それに“ちょうちん”、明るすぎだよ〜」
■改造屋:「ちょうちんが真後ろにあったんで、ファインダーに光が・・・」
■松下:「俺さまのウデなら三脚はいらね〜」(持ってない。問題外)
■次女:唯一のフィルムカメラ。でも三脚を渡し忘れた。
■そして俺:電池がぁ〜、電池がもうないっ!最悪の失態。 |
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夫婦坂ちょうちんと女風呂 |
1分くらいシャッターを開けてる撮影に「三脚いらねぇ〜」の松下は言うに及ばず、5台の一眼カメラを持ってきてこの結果は情けない。しかし、一番のチョンボは電池残量を確認せずに出発した酔っ払いの俺であろう。・・・だから酒はほどほどにしておかなければならん。
“撮るなら呑むな、呑んだら撮るな、ホタルの光”
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※今年の松崎のゲンジホタルは、気温が高く、雨の少ない影響か、昨年までよりその数はあきらかに少ない。それでも目の前に飛ぶホタルの数は一ケタ数ではなく、見るだけなら十分楽しめる。
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宿に戻って反省会開催中・・・ |
また温泉に入って二次会がはじまり、しこったま酒を喰らう。なんだか今日は大忙しの1日であった。
明日も伊豆を楽しもう。
なお、まともなホタルをお見せできなかったので、まともな2007年秋の新作ジャケットをご覧に入れよう。(単なる宣伝のようにも思えるが・・・) |
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でもこれは、カタログに採用できないボツ写真。その理由はカメラマン坂上修造とモデル松下のWチョンボである。
1. 秋のカタログなのに、バックのグリーンが鮮やかに明るすぎる。
(ストロボを効率よく使えばなんとかなる)
2. 拡大すると、サングラスに俺達が写っている。
3. スカした顔をしろ、というのにバカ笑い。
4. 手が妙な位置にある。
しかし、コットン帆布と牛革をポイント採用した2007年秋の新作、トラディショナルなショートコート・・・申し訳ないが、憎いほどカッコいい。
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