上田城は、真田十勇士で有名な真田幸村(信繁)の親父が作った城。十勇士といえば、猿飛佐助や霧隠才蔵の忍者がこれまた有名である。しかし、“城”としては全国的な知名度は低い。それは城の“華”である天守閣がないことが原因であろう。もともとはあったのか、なかったのか、それもはっきりしていない。しかしこの城、戦略的な防御は一級品であった。のちに天下を治めた徳川家康の軍を二度までも撃退したのだから。
さて歴史の話しはこのへんで終わりにしよう。そうでないと2007年のあの濃い歴史旅紀行と同じめにあってしまう。
バイクを置いて30段くらいの階段を上がり、城内に入る。快晴の天気に満開の桜、やはりおおぜいの人が花見を楽しんでいる。ソメイヨシノやシダレ桜が豪快に咲いている。でも花見なら東京のあちらこちらにもたくさんあるじゃないか、と思う読者もいるだろう。それがイヤなんだねえ、東京の花見は。
上野公園を例にとれば、ありゃあ、桜を楽しんでるよりも宴会ですな。それはそれで良いのかもしれないが、とにかくウルサイし酒臭いしゴミだらけだし、花に酔いしれるどころではない。一方、地方だって宴を開いてるグループも見かけるが、ジイさまバアさまの民謡だったりと、ほのぼのとしている。2006年に行った会津若松の鶴ヶ城の夜桜はまさにそのとおり、その歌声に聞き入ったものである。春歌(昔のシモネタの歌)もまじってたけどね。 |
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何をしゃべってんだか、松下夫婦。
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さすが信州。屋台にも蕎麦屋が。
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シャッターマン:訪れる人のカメラで記念写真を撮ってくれる地元のボランティアである。なかなかの人気者、グッドアイデア。 |
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