[ 2008年9月3日]

 赤点だらけだった前回の学生歴史旅紀行文から早、1ヶ月。今回、三橋のオヤジさんの好意によってまたも紀行文を書かせてもらえることになった。改めましてどうも、木村トモヤです。

 正直な話前回の紀行文、訪れた場所がちょっとマイナーすぎて地味だったと思うところがある。そもそも歴史に興味がない人にとってはきっとチンプンカンプンだったに違いない。(しかし、そういう人に興味を持ってもらいたくて書いたところもあるのだが・・・。) 

前回の赤点、学生歴史二輪旅紀行“真田編”のひとコマ。・・・地味すぎた。

 なので今回は難しい事は抜きにして、ただ単純に素晴らしい景色、美味しい食事、素晴らしい出会いを楽しんでもらえるような紀行文をお送りしたいと思う。
 そしてそんな希望を全て満たしてくれる今回のツーリングの行き先は・・・やはりここしか思いつかないだろう。そう、北海道だ!(先輩ライダーの方にとってはもはや定番。何回も行ったよぉー。という方もいると思うが本人達にとっては初北海道ツーリング)

 普段、三橋のオヤジさんから貧乏貧乏と言われている我々学生達。貧乏なのは認めるしかないが、そんな僕等にも社会人が持っていない物を唯一持っている。・・・それは「時間」だ。1ヶ月以上に渡る長い夏休み。これは学生のみに与えられた特権だろう。
 8月下旬、バイクで走り回った上に松下ヨシナリさんのレポートでもお馴染みの“もて耐オープンクラス”に参加した挙句、極めつけと言わんばかりの北海道ツーリング。こんなに豪快な時間の使い方は学生にしか出来ないと思う。(学生の本分は勉強だろ!と言われれば何も言えないが・・・。)

北海道に向かう3日前の“もてぎ7時間耐久レース”。33位完走でした。

 そして今回はもう1つ頑張ったところがある。それは「食」だ。北海道とくれば採れたて新鮮な海の幸が真っ先に頭に思い浮かぶ。他にも牧場で搾りたての牛乳を使った乳製品も外せないし、ジンギスカンも欠かせない。今回は金に糸目をつけることなくこれらを堪能し、味わってきた!これらもみなさんの目を楽しませてくれることだろう。味の方は是非自分で行って堪能して来てください(笑)
 それでは学生達による二輪旅紀行、楽しんで頂けたら幸いです。

群馬の自宅から木村トモヤ、いざ出発。


〜1日目〜
 今回北海道に向かうのは大学のバイクサークルの6名だ。もちろん前回に続きユウさんも同行しているが幹事長ダイスケさんは遅れて合流するとのこと。果たしてどうなるのか・・・?

 北海道までは大洗から出航するフェリーを利用し、翌日には苫小牧港に到着しているという寸法だ。今回利用したこのフェリー、四国に行った時(今年の春に四国一周してきた。)のフェリーと違って内装がかなり豪華。ミニシアターまで付いていた。
 みんなでツーリングマップルや0円マップルを開いてはここ行きたい、そこも行きたいと思案を巡らせ、まだ見ぬ北海道への期待を高めていくのだった。
 というか、フェリーの中では暇すぎてこれぐらいしかすることがない。中にはゲーセンでスロットをやっていた者もいるみたいだが。。。






[ ウェブ担当者よりこのページの・・・あとがき]
 彼らと同じ年頃、私もフェリーで友人と北海道に行った30年前を思い出した。もちろん同じように、いちばん安いザコ寝の二等だ。今は設備や食事が豪華になったものの、基本的には昔とたいして変わらないだろう。ただ、航路を除いては。
 当時は東京の晴海ふ頭を夜に出港して、翌々日の早朝に釧路に着くフェリーがあった。二泊三日は長いように思えるが、道東に入るには非常に便利だった。現在の大洗〜苫小牧航路で道東を目指しても、結局は二泊三日掛かることになる。しかもガソリン代がたっぷり掛かって。
 あっ、そしてもうひとつ思い出した。いっしょに北海道に行った友人は試験前の大学生で、タンクバッグには地図ではなく、ドイツ語の教科書を広げていた。そこまでしてツーリングするか、ふつう〜。 今、その変な友人はナントカ発動機とかいう、ニッポンのバイクメーカーに勤務している。BMWに就職しないのにドイツ語、必要だったのか?おいっ!。昔から仲が良いわけではないが(野球と食い物でケンカになる)、今でも浜松のほうに行くと、自宅に泊まってあげる。
 ・・・ところでこの旅の大学生どもは、教科書を持って行ったのだろうか。んなわけねぇ〜よなあ。



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