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“ドリーム大田”。本田技研の直営系ショップはちょっとクールな印象だが・・・?
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当然ながらホンダの国内仕様のバイクしかない。そしてそれらが雑然と並ぶ。バイクの愉しさの演出が少しほしいかな・・・?
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となりのスーパーカブですらインジェクション。これが最後の空冷キャブ車、私が買ったCB。 |
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北海道に向かう10日ほど前のことだ。その準備の買い物で東京都大田区の国道1号線を走っていた。すぐ先の信号が赤になり減速すると、横に見慣れぬ大きなバイク屋。いつのまにやらオープンしたホンダ専門店、“ドリーム大田”である。
個人的に近年のホンダのバイクには興味はないが、ま、今日はヒマなことだし、ちょっとヒヤカシでも、とショップに入った。
その店内にはピッカピカの新車CB750があった。昔乗ってたCB750F-Cのカラーリングだ。風の便りに生産終了だとは知っていた。
「まだ売ってんだねえ、これ」
と店のスタッフに話せば、
「ええ、ウチのグループ店でも最後の数台のうちの1台なんですぅ。もう、空冷キャブ車は、泣いても笑ってもこれでおしまいなんですぅ」と。
そうかぁ、国産ネイキッドナナハン、他の3メーカーにはすでになく、これで最後になっちまったのかあ。と思いつつも、そのスタッフに目をやれば、まだなにか言いたげだ。おそらく
『お客さ〜ん、このCBを買い逃すと、もう新車は手に入りませんぜぇ、一生後悔することになりますぜぇ、どうしますぅお客さ〜ん!』 と、目で語っていた。
答えを出すには10分もあれば十分だった。空冷キャブ車は好きだし、一生後悔なんかしたくないし、我が家にはゼファー750があるけど、似たようなのがもう1台あってもいいかな、で、「これ買う!」。
幸いなことに買い物途中だったから、手付金の数万円はあった。目的の買い物はできなかったけど、旅の相棒がまた1台増えた。
「そうだ、京都、行こう!」とはJR東海のコマーシャルだが、「そうだ、CBとゼファーを北海道に連れてゆこう!」 てことで、2台のナナハンが旅の直前でそろうのである。
・・・さて、カミさんにはなんと言い訳しようか、、、仕事の何百倍も頭を使うのは言うまでもない。 |