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“さくら”新橋駅通過。この写真は1990年代に息子が撮ったもの。なおこの46号機は2009年3月14日のブルートレイン最終日運行の栄誉ある機関車である。 |
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汽車とオートバイの関係が明らか(?)になったところで、次は“汽車と桜”に移ろう。
いきなり現れた“さくら”のヘッドマークを掲げた寝台特急、その牽引機、EF66直流電気機関車の多くが川崎重工製だということは世の常識だが、その機関車そのものではなく、その最終ランナーの機関車のことを話そう。
それがC11蒸気機関車。1960年代後半のことではあるが、寝台特急“さくら”長崎・佐世保行きは、その終着駅、早岐(はいき)〜佐世保の区間で、栄光のブルートレインを引っ張っていたのだ。これで“桜”と“汽車”に深い関係があることがお分かりいただけよう。
しかし“さくら”は1999年に単独運転廃止。その後は熊本行きの“はやぶさ”と結合し、寝台特急“さくら・はやぶさ”号として運転するが、それも2005年で廃止となった。2009年5月現在、九州行きのブルートレインは一本も走っていない。
ちなみに2011年に走る新大阪〜鹿児島間の新幹線の列車名は“さくら”である。(この車両も川崎重工製多数) |