長距離ツーリングでは荷物に不安はあるものの、強引にしばり着ければなんとかなるだろう。しかし借り物のバイクなのでそれはやめておいた。フォルツァの積載量に余裕があることだし。
荷物はどうあれ、肝心のV MAXの走りが気になる方もおられるだろう。せんえつながら、私のインプレでも話しましょう。でも二輪誌に書いてあるような難しいことは語れない。いわゆる一般バイク乗り目線の、猿でも分かるインプレってやつだけどね。
我が家にV MAXが来て、初めてまたがったときは「デッケェ〜なコレ」。発進して四つ角を曲がると「ハンドル重いなコレ」。で、スロットルをワイドオープンさせると「なんつう加速しやがんだコノヤロ!」
てな感じ。こいつは馬にはたとえられない、牛だな、それも並大抵な馬より俊足なバカッ速い牛。
この旅に出る前の2日間、この牛、いやV MAXを街中のチョイ乗りに使った。そうでもしないとクラッチのつながり感すらつかめないまま伊豆に来ていただろう。
街中で手こずったものの、東名高速ではそんな小さなことを忘れるくらい快適な走り。かなり高速域のコーナリングでも、フレームがびくともしない安定感。凄いなコイツは。
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V MAXとフォルツァを並べ、大きさを比べる。あれっ?フォルツァのがでっかく見えるぞ、手前にあるせいかな? [松崎港にて]
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位置を変える。しかしフォルツァの方が大きく見えるのはなぜだろう? 排気量は1700ccと250cc、重量は半分くらいなのだが。 |
西伊豆をスクーターとのんびり走っていた時に感じたことがある。トップの5速50〜80km/hでスロットルを開けると「こいつほんとうに4気筒かぁ?」と思えるほど2気筒感覚の鼓動感がある。私の愛車1995年式のハーレースポーツスター、いやそこまでじゃないにしても2004年以降のラバーマウントされた振動の少ないスポーツスターに少し似ているのだ。これは一粒で二度おいしいとやらで得した気分。しかしギアダウンすれば、そのままスロットルをワイドオープンすれば、まったくの別人。1679ccV型4気筒の唸りと共に、そりゃあもの凄い勢いでブッ飛んでゆく。こいつはいい。これぞ男のオートバイだ!
・・・てなわけで猿でも分かるインプレ、終了。
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