宿のメシの話 |
|
我らは年に十数泊の温泉宿に泊まっている。その湯については、調べに調べて泊まるので“当り”はほとんどだが、問題はその宿のメシ。これが「おいおいっ」てとこが案外多いのである。
その「おいおいっ」とは、、、山の中で「しなびた刺し身を食わすんじゃねえ!」ってこと。海から離れた地域の宿では、山の幸に期待して来たのにガッカリすることが多々あるのだ。
では海岸線に近い地域の宿、たとえば伊豆ならどうだろう、、、もちろん海の幸が中心なのだがこれも「おいこらぁ」がある。・・・なんで伊豆に来てホタテにタラバガニなのよ、北海道じゃないっつうの。ズワイガニ?そうじゃねえだろ、これベニズワイだろ(ズワイガニは越前ガニ・松葉ガニともいわれる高級なカニ)、伊豆じゃあ獲れねえだろがぁ。。。(西伊豆のカニとしては駿河湾深海のタカアシガニが有名だが、これも高価)
いままでにこういった宿に泊まっていて、どうにも疑問に思っていたのである。
|
|
|
山芳園の今夜の海の幸:アワビの踊り焼き、タチウオの石焼、トビウオ・イサキ・伊勢海老の刺し身。 |
山芳園が伊豆の常宿(といっても年平均1泊だが)となったのは、そのメシにも魅力があったからなのだ。
ここでは地元の松崎や田子の漁港に上がる旬の海の幸が中心となって夕飯に並ぶ。やはりその地に来たら、その地物といわれるものが食いたいのだ、私は。
そこんところは全国宿探しの際に、各宿のホームページで料理のページをしっかりと見れば地物の料理にありつける。まあ客側にもそれなりの調べる努力が必要だが、宿側も料理に関してあやふやな表現をしているところが多いので、見極めが肝心。
で、山芳園のその味はどうかって?、、、そんなヤボなことを聞かれても困りますなあ。。。 |
|