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※夏の土日の外浦海岸は、こんなのどかな状況ではないだろう。 |
民宿を出てバイクで30秒足らずの外浦海岸に向かう。風もなく、海はベタなぎ(波がまったくないこと)。この条件で釣りをしたなら、私の場合、この海岸の魚を根こそぎ釣ってしまうことだろう。が、昨晩カメラマンが釣り道具一式をクルマに積んで帰ってしまった。外浦の魚はなんと幸運なことか。
万宝に着く。昨日食ってないヒモノをあれこれ買って自宅で食おうって寸法だ。そしてついでにもうひと箱、VMAXを手配してくれたお礼にと、ビッグマシン編集部へのお土産。編集長の梶氏は、以前に遊漁船の船頭をやってたから、たらふく魚を食ってたろう。しかし他の編集部員の普段の食事は、おそらく肉食。だから脳ミソが泳いでない(意味不明)、頭が肉になっちまう。魚を食おう、魚を。このヒモノの土産は私の“骨太の改革”のあかしである。
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帰り際、せっかくだから万宝家族全員(+カミさん)の記念写真を。オヤジのポーズがたまらない。「ちょっとぉ、あんただけなにカッコつけてんのぉ?」
by 上品な奥さま(たぶんそう言っていたような)。 |
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250スクーターのフォルツァにはカメラ機材一式、二人分の着替えとレインスーツ、そして数十枚のヒモノをふた箱。VMAXは荷物なし。こんな状態でも燃費はフォルツァ27〜29km/L、VMAXは13〜14km/L(東京〜伊豆一周平均)・・・実用だけ考えるとものすごい差はあるが、走りでは、◆VMAX:愉しい
◆スクーター:ヒマだ! |
帰路の伊豆の海岸線を、高価だけどきっとそれに見合う満足感を得られる豪快なVMAXに乗りながら、昨晩の万宝のオヤジの言葉を思い出した。
「商売としちゃあなっ、できるだけ安く仕入れて儲けるんだろうけどよぉ、俺はいちばん高い魚を仕入れるのさぁ。やっぱりニッポンのいい魚は旨いんだよお。塩加減や干し加減もそりゃあ重要だけどな、でも素材が良くなければ、ほんとに旨いヒモノはできないんだよ、儲からないけどな、、、」
そうだオヤジ、そのとおりだよ。我がペアスロープだって工房の縫製には自信があるんだよ。ニッポンの職人だぁ。でも少々高くたってね、質のいい素材を仕入れて作らなければ、ほんとうにいい製品はできないのだよ、、、それじゃあ儲からないけどね、この230マンエンくらいする借り物のVMAX、そう簡単に買うことなんかできねえけどね、、、オヤジィ!
20数年前の創業時は、いつかペアスロープも自社ビルが建つものだろう、と思っていた。しかし現在も借り店舗に借り工房借り倉庫。でもねえ、こんな旅ができて、あんな頑固オヤジのヒモノが食えるって、それもけっこう満足している今日この頃なのだ。 |
[夫婦坂 三橋]
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協力:ひもの万宝(まんぽう)・・・http://www.manpou.com/ |
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〒415-0013 静岡県下田市柿崎字外浦海岸707-13 営業時間 9:00〜18:00 だいたい水曜日が定休。
※土日祭日の昼前後は店内が混むので避けたほうがよいでしょう(店内食事は午後4時までに来店)。また、来店予約はできないのであしからず。
※備長炭の炭火で焼く、店内で食うヒモノはまちがいなく旨い。でも遠くてなかなか行けない人は、とりあえずHPの通販を利用してみたらいかがか。夫婦坂お薦めは250〜500円くらいのアジ。これ、ヒモノの基本ですなあ。。。
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[おまけ] |
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万宝に行って「夫婦坂のサイトを見て来た」と、たったひと言スタッフに言えば、注文した+αのサービスがあります。期限は今のところないのでどうぞ。。。 |
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