2009年8月13〜14日

 毎年恒例、信州の佐久、カミさんの実家へお盆里帰り。それは毎年バイクでその地に向かう。今年も次女がいっしょだ。ただ例年と違うところはETC1000円日、その13日に東京を出る。はたしてどんな渋滞が待っているのだろうか・・・と思ったが、午後に出発したためか、まったくの渋滞なし。
 さて、信州俺たちの夏休み、ちょっとご案内しましょうか。。。

 たまたまか、偶然か、故意なのか、乗って来た3台はみな二気筒。トンネルに入ると、そりゃあもういい音色がこだまする。(騒がしいとも言う:全車ノーマルマフラーじゃあないものなあ)。
 そしてなお、全て二気筒と言っても、エンジンレイアウトは、水平対向、並列、直列Vとみなバラバラ。休憩のたびにバイク交換すれば、それぞれに振動も加速感も大きく違い、これまた愉しいものだ。共通点は空冷とキャブくらいか。では紹介しよう・・・

BMW R100R ミスティック
空冷OHV水平対向2気筒の1000cc。BMWのOHV最終モデル、1995年に購入した。現在のRシリーズと比べればもちろん非力だが、ツインエンジンらしさではこちらの方がだんぜん味がある。
[最高速度] 185km/h(メーター読み)
カワサキ W-650
空冷OHC並列2気筒。ノーマルの排気音はショボイが、社外品マフラーなのでいい音を奏でる。カワサキはなんで絶版車にしてしまったのだろう。ほんとにいいバイクなのに・・・。
[最高速度] 180km/h(メーター読み)
ハーレー スポーツスター1200
空冷OHV直列V型2気筒。1995年に購入し、少しずつ改造。現行モデルとは異なり、振動は多大だが速い(ノーマルでもそうだが、エンジン改良のためなお速い)。ドコドコ感もまた良い。
[最高速度] 220km/h(メーター読み)


 これら3台、どれも私のお気に入りだ。しかしカミさんと娘はR100Rには乗りたがらない。それはあの自爆スタンドが原因だ。バイクにまたがって発進するときは、サイドスタンドが勝手に跳ね上がり「便利だな」と思うも、停止して乗ったままスタンドを出そうとしても足が届かない。いったんバイクを降りないとスタンドを出せないのだ(もの凄く足が長ければ可能)。ニッポン人の足の長さなんてドイツ野郎は考えちゃいねぇ〜。
 ちなみにこの3台の燃費、いちばんいいのは意外にもスポーツスター1200。フツーに走るツーリングならリッター20kmを下回らない。次にR100R、最下位はW650。なんと排気量が大きい順に燃費がいいのか。というより、アメリカさんがオオザッパに作ったような(失礼!)バイクなのに、なぜこんなに走るのかぁ?と、いつも感心するのである。そして壊れそうでちっとも壊れない。これもまた不思議(失礼!)な気分だ。


身長153cmの次女はローシート仕様のW-650でもつま先程度。いっぽう、両足ベッタリのスポーツスターにまたがるはカミさん。シンイチロウ アラカワのウエストバッグがお気に入りのようだ。[シンイチロウ アラカワのHPはこちらへ >>]

おっと、アラカワさんとこは他メーカーであった。我ら3人が履いてる自社製品も宣伝しておこう。乗って良し、歩いて良しの軽快な素晴らしいデキのライディングブーツを。
ほしくなってしまった方へ >>


我がスポーツスター。サスにブレーキ、排気系にエンジン、いろいろと改良済み。ちなみにカムシャフトはビューエル用と交換。だからメーター読み220km/h!




 天気もいいことだし、長野県北部の戸隠(とがくし)までひとっ走りして、ソバでも食いに行くぞ、と佐久を出るが、次女はカミさんとニケツ。せっかく2気筒3台で来たというのに、、、。

W-650にしては贅沢なアルミ削り出しクアンタム リアサスのセッティングは、ニケツ用にはしてないのだがなあ・・・。


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