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肥後(熊本)から“SL人吉”“いさぶろう”と乗り継いで吉松駅、ここは薩摩(鹿児島県)の国である。
真っ黒い車体を揺らしながら、特急“はやとの風”がホームに入ってきた。粋な名だ。
しかし車両は“いさぶろう”と同じくキハ40系で、この形式は国鉄が普通列車として製造したもの。乱暴な言い方をすれば特急列車にはふさわしくないのだが、その粋な名と木目調に改造された車内のインテリアセンスで、ゆるそう。
“はやとの風”は自由席と指定席のたった2両の特急気動車。実は前もって指定席を予約しようと手配したが満席で取れなかった。けっこう人気列車なのだ。そして乗客の半数以上は“いさぶろう”からの乗り継ぎ客。“SL人吉”からの客も多い。だから見覚えのある顔がおおぜい乗っているのである。・・・やはり鉄ちゃん列車なのかな、、、。 |