2019年 令和最初の夫婦坂



「ペアスロープ京都伏見」・・・店名が変わります。
2019年6月29日 送信

2012年にオープンしたペアスロープ直営「京都伏見店」は、2017年に「継 (つぐ)KYOTO FUSHIMI」となりましたが、2019年7月1日より『ペアスロープ京都伏見店』と元に戻ります。ややこしくてスミマセン。
とは言っても、店のスタッフも店内も変わることもなく、ラインナップも同じです・・・いやいや、品ぞろえは変わりますね。狭い本店とは違う、広めの店内を活かして、より多くの製品が並ぶことになりましょう。

そうそう、京都伏見店では5年ぶりにリーガルコーポレーション製の
 『わけありブーツ放出』
を7月5日からおこないます。
詳しくは7月1日からの京都伏見店公式サイトをご覧下さい。取り急ぎのご案内でした。。。




近年、「懇親会」というのをやってまして、いずれは・・・と。
2019年6月9日 送信


ペアスロープでは『温泉懇親会』というものを3年前から毎年おこなってます。まあ、社員旅行に弊社製品関係者の皆さんを交えた会ですが、最近はそこに温泉関係の方々も参加されます。
6月上旬に開催した場所は、神奈川県湯河原温泉の国登録有形文化財宿「源泉 上野屋」さん。昨年の長野県「天狗温泉浅間山荘」さんと同じく貸切りです。

源泉上野屋さんの自家源泉は、湯河原温泉で最高峰の湯。

温泉関係と言っても、その方々は凄い面々なわけで、執筆・評論・研究家であれば、日本地域学会会長の石川さんや中央温泉研究所理事長に研究部長、そして温泉紀行ライター巨匠飯出さん、と温泉業界では最も名の知れた先生方です。飯出さんは6月4日のTBS『教えてもらう前と後』、石川さんは6日のNHK『日本人のおなまえっ!:温泉SP』で出演されてましたからお分かりの方もおられることでしょう。
温泉宿の方々も参加。法師温泉長寿館さん、箱根塔ノ沢温泉の福住楼さん、伊豆松崎町の山芳園(さんぽうえん)さん、の各主人や若旦那。
もの作りや二輪業界からも負けてはおりません。特にペアスロープ歴代美人モデルさんが場をパァーっと明るくしてくれました。


二人の美女をつかまえてる温泉ライター巨匠の飯出さん。後ろ向きはモンちゃん(多聞恵美さん)で右はるるさん。どちらも弊社カタログでおなじみ。


・・・というわけですが、ここで思ったことがあります。
弊社製品ご愛顧のお客様の中には、温泉好きな方もおられましょう。ならばご一緒にいかがでしょうか、、、ということです。温泉宿貸切りというのは、そうあるものではありませんし、温泉業界・二輪業界・物作りと異業種ごちゃごちゃですが楽しいものです。温泉の先生のトークイベントなんかもやってみたいですね。
まあ、来年の懇親会宿がどこであるか未定だし、平日限定だしで未確定要素は多いですが、そこでリサーチです。
「ぜひ参加してみたい!」という方がおられましたら、下記にメールをください。確定でも決定でもありませんが、ある程度の人数がそろうならば、次回はお客様参加も、と思います。
※メール件名に「 懇親会 」とご記載ください。
(あくまでご希望です。参加申し込みではありません。)


さてどんちゃん騒ぎを終えた翌朝、湯河原温泉「源泉上野屋」さんから、群馬県の北端と言える法師温泉長寿館さんに向かいました。懇親会参加のご主人といっしょに。
その理由は、なななんと大胆にも、弊社秋冬カタログで法師温泉さんをロケ地にさせていただこうってわけで、そのロケハンで(何度も伺ってはいるものの広いので)撮影場所を再確認する為です。
国登録有形文化財宿の法師温泉長寿館さんと弊社、「日本の伝統文化を継承する温泉宿」と「日本製品」ですが、何かつながりがあるのではないか、もっと日本製をアピールできるのではないか、という思いで撮影をお願いした次第です。
撮影は6月10日からの2泊3日。さてさて、どう撮ろうか、真剣勝負です。


「法師乃湯」・・・この幻想的な浴室も再撮影の予定。




アジサイ満開
2019年6月8日 送信


ペアスロープ店舗横隅にアジサイを植えて5年目、今年のアジサイは豪快に花を咲かせました。雲行き怪しい今日この頃ですが、どうぞご来店ください。鮮やかな色彩の花がお迎えします。




暑くなってきたので・・・サマー繊維ウエアの自己主張的解説
2019年6月1日 送信


「ハーフメッシュ」に通気性ある「麻」素材に「オールメッシュ」。サマージャケットもさまざまあるものです。ここでは筆者が各タイプで思っていたことをストレートに述べてみようかと・・・。

[ハーフメッシュ] SG-088系
ボディの左右と腕の内側、そして背中のセンター(全て黒の部分)をメッシュとしたタイプ。
都会では30℃を超えても、山の中や高所はけっこう寒いものです。腹が冷えてしまったりとかありますよね。気温が上下する長距離ツーリングならこのタイプがお薦めです。(でも、都会の35℃を超えた猛暑日は少々つらいかもです)

[麻 あさ] RT-22RA RA-3
天然素材の「麻」100%。とにかく丈夫で長持ち。ざっくりとした繊維質は、やさしく風を通します。
・・・この質感が大好きで、筆者はシンプルなRA-3をかれこれ10年着てます。昨年からRT-22RAを加えたので、今年は交互に愛用しようかと。(ハーフもオールメッシュも着てますが、なぜか麻ジャケがお気に入り)

[オールメッシュ] WM-318
30℃代前半の夏日だけでなく、近年は35℃を超える猛暑日が多くなっています。ならば選択は、オールメッシュでしょう。上半身全体に風が通り抜けます。
・・・ちなみに318とは、ペアスロープの前の環七通りで、正式名称は「東京都道318号環状7号線」。夏のその道路上は毎日大猛暑!

[オールメッシュ] MA-055
夏日だろうが猛暑日だろうが、涼しい顔していたいものです。オールメッシュタイプなのだから、それはそうですが、このボタンダウンがなんともお洒落ですねえ。
昔からボタンダウンシャツというのはありますが、そもそもエリのバタつき防止に考えられた作りです。このジャケットのホックボタンは、高速道路で「粋に」効果を発揮します。(もちろん街中でも粋!)

サマージャケットにはどれが一番、というのはありません。どの地域で、どんな使い方をするか、それが選択の目安です。
ところで店頭で時おりお客様から、「涼しいでしょうが、防水ではないのですか?」との質問があります。
申し訳ございません。風は通して雨を通さない繊維は、現在の化学技術では開発されておりません(耐水・透湿生地は存在します。レインウェアに使いますが、風までは通しません)。 でも数十年先の将来はできるかもしれませんね。まあその頃にはガソリンで動くバイクがあるかどうか・・・?


・・・各繊維ジャケットのご案内は こちらにどうぞ >>





短くも濃い湯の旅・・・熊本
2019年5月22日 送信


5月21日の関東地方は大荒れの天気のようでしたねえ。
その日の夕方、熊本から羽田に向かった帰りの飛行機の中で、今までに見たことのない幻想的な景色を見ました。
上下に真っ黒な雲を挟み、太陽の光を浴びて金色に輝く白雲。その中間にひょっこり姿を現す富士山・・・鳥肌もんです。


5月20日、羽田発。今回はカミさん&孫のハルと一緒。私はテスト中のR-01Aで、ハルはJR東日本が誇る、E5系「はやぶさ」タイプの靴。飛行機の中で、バイクと鉄道がごちゃまぜですな。

熊本空港からはバスで熊本駅に。



旅の目的地は、当サイト「夫婦坂二輪旅」でもご紹介している、熊本県天草にある温泉宿『湯楽亭』。取材以来、3年ぶりの宿泊です。
熊本空港からレンタカーを借りれば約1時間半で着くけど、それじゃあつまらない。空港からバスで熊本駅。そこで旨いものでも食って、熊本発の三角(みすみ)線普通列車に乗って終点の三角駅に。そこでレンタカーを借りて宿へと、空港から4時間半もかける行程。
それにしてもいいですねえ、国鉄時代に製造のディーゼル列車キハ47系。外装はオリジナルのタラコ色ではないけれど、タイフォン(警笛)の音色が素晴らしいのです。これでは鉄ちゃん(女だから「鉄子」)のハルも笑顔になるわけです。

直列6気筒15000cc、DMF-15系ディーゼルエンジンのキハ47。『DMF-15』って、どこかで聞いたことのある品番・・・お気づきですか?(弊社繊維ウェアです)


洞窟風呂が自慢の「湯楽亭」に到着。右はご主人です。

野性的な露天風呂も良し。


さっそく洞窟風呂に向かうと、「ほぉ~、うん、うん、なるほど、、、」と独り言をつぶやきながら浸かっている先客が。ん?・・・あれま、温泉紀行ライター巨匠の「飯出さん」ではございませんか。
とは書いたものの、飯出さんは旅の途中で、私とこの日この宿で待ち合わせていたわけで、偶然でも何でもありません。しかも4日前にお会いしてるので新鮮味が薄いわけでして。
飯出さんがうなるのも無理ありませんね、この温泉は。
含二酸化炭素-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉(高張性中性高温泉)という泉質。なおかつ溶存物質12,250mg/kgで、炭酸水素イオンが4,194mg/kgって数字は、全国約3000湯も浸かっている飯出さんをうならせる。やはり凄い湯なのです。



飯出さんとハルは初対面ではなく、ハルは「温泉ジイジ」と呼ぶ。なおこの日、飯出さんと私と3人で混浴しているのはご愛嬌。

食材も量も多すぎじゃないかと思う夕食で、一杯やりながら飯出さんがポツリと話す。
「今日、バッティングしちゃってね、TBSのスタジオ収録と」
それは滝川クリステルのゴールデンタイム番組「教えてもらう前と後」で、毎月のように飯出さんがゲスト出演している温泉時間。そんな大事な仕事をキャンセルしなくてもと思うが、、、
「いいんだよ、この約束のほうが先だったからね。温泉のロケ収録は済ましてきたから大丈夫」
なんだか申し訳ない。あれっ? 肝心のロケ取材先の温泉名と放送日を聞くのを忘れてしまった。

翌日、飯出さんは有明海対岸にある島原半島の雲仙普賢岳(ふげんだけ)に登るため、朝飯も食わず早朝4時過ぎに1人出て行ってしまった。けっこうなお歳にもかかわらず日本百名山を登頂(すでに完登)しているのだから、これまた感服。先日、「いっしょに登ろうよ~」と言われたけど、無理です、俺は!

飯出さんが出発した5時間後、対岸の雲仙普賢岳を見る。今ごろ中腹におられるだろうか、この天気でなにより幸い。

こうして飯出さんと別行動の我らは、熊本市動植物園(遊園地付き)に寄って東京へと戻ったわけです。たった1泊で九州とは、なんともったいないことをしたと後悔してます。

そうそう、飯出さんは『温泉達人コレクション』(略して「温コレ」)というサイトを開いており、その中に「温コレカフェ」といって、飯出さんとゲストのトークライブ&懇親会を開催してます。
次回は6月15日(土)日本橋茅場町にて、ゲストは日本を代表する混浴のスペシャリストカメラマンである大黒啓太(おおぐろけいた)さん。これはたいへん期待できます(何が?)。
少しだけでも温泉に興味があり、もしご都合がよければどうぞ皆様もいかがですか。飲み食いの懇親会を含んで税込み6000円は良心的で、八重洲出版モーターサイクリスト誌の元編集長と私も参加します。
5月22日現在、まだ10数名くらいの空があるそうです。面白いですよ、懇親会では一緒に飲みましょうか・・・。


湯楽亭露天風呂にて湯に満足の「温泉ジイジ」

温泉達人コレクション 公式サイトへ >>
温コレカフェ申し込み直リンクへ >>




たまには勉強と。
2019年5月17日 送信




5月16日、『日本旅のペンクラブ』(略して『旅ペン』)の講演会に行ってきました。
1962年創設の『旅ペン』は、旅行ジャーナリスト・ライター・作家・詩人等が集い、お互いの交流を深めるとともに、旅の文化を考えることを目的とした会だそうです。名誉会長が「西行法師」で現会長は「松尾芭蕉」。それは設立時の故・永六輔氏らのジョークだったと思われます。

さてと、末席でイスを温めてようか。と思ったら、一番前になってしまった。

・・・いやいや、私はジャーナリストでもなければ旅ペンの会員でもありませんよ。旅の道具は作ってますけど。
ではなぜここに、と申せば、温泉取材でなにかとお世話になっている温泉紀行ライター飯出敏夫(いいでとしお)さん(写真:旅ペンの理事)から、「勉強のつもりで来なさいな。今回の講演スピーチは遠間さん(とおまかずひろ氏:温泉ソムリエ協会家元)だからね」と誘われたから。

会場に入ると、総勢100名の半数近くがジャーナリストやライターさんとお見受けするプロの方々。そして飯出さんに誘われたであろう温泉宿のご主人や女将さん等々。あれれ、飯出さんと遠間さんのお二人だけしか知らないと思っていたら、10数名くらいは面識有でほっとしました。私のような会員でもない者は、知人がいないと居づらいですからねえ。

カメラを構える私を見つけると、すかさずポーズをとってくれる遠間さん。いつも明るい人なんです。


温泉ソムリエ家元、遠間さんのスピーチは見事でした。講演タイトルがなんだかお堅いなあと思っていたけど、さまざまな失敗談や裏話を交えて分かりやすく、弊社にとってもひじょうに勉強になりました。しかし、、、
話しの中で、2017年秋に八重洲出版発行の、ほぼ私が書いた温泉本『究極の癒やし湯』(遠間さん監修・飯出さん助太刀)の話が出てきたのには驚きましたが、さらにはその筆者として私を名指しで紹介されたのにはまいりました。なんたってその場に大勢おられるのはプロのもの書きの方々、私なんぞはナンチャッテライターなんですから、恥ずかしいのなんのって。

講演会が終わって懇親会へと進むわけですが、ここでも会員皆さまの会話から、旅に対する熱意が感じられた次第で、「ボ~っと旅してんじゃねえーよ!」と叱られたような気がします。



静岡県掛川市からやって来た、高校生による伝統的な『遠州横須賀の舞い』。懇親会を大いに盛り上げてくれました。お見事!


懇親会にて遠間さんと美女。この女性は温泉ツウならお分かりの方もおられることでしょう。いずれしっかりご紹介できるかもしれないので、気長にお待ちください。



この日に発表された日本旅ペンクラブ会員さんの川柳。

「行き先が渋くなったと妻笑う」
・・・思えば私もそうかもしれません。昔は有名観光地を主体に旅してたけど、歳を取るにつれてそれらを避けるようになったかなあ、と。できるだけ人の少ない所へと足を薦めているような。

「働き方変えてと旅にあおられる」
・・・逆言えば、旅に出たいなら働き方を変えなければなりませんね。旅に出れば、身も心もきっと癒やされることでしょう。

「対局のようにプランを睨み合い」
・・・私もです。きっと皆さんもそうでしょうね。

日本旅ペンクラブは「旅先案内人」とも思えました。これからの良い季節、心豊かな時間を過ごすために、ペアスロープにはニッポンの旅道具があります。




「なつ」の声が聞こえて、、、
2019年5月13日 送信

NHK連続テレビ小説「なつぞら」、面白いですねえ。主役の「なつ」こと広瀬すずもいいけど、草刈正雄ジイさんがこれまたイイ。昭和時代にバイクレーサー役で主演した『汚れた英雄』のシーン、そして大河ドラマの真田昌幸(幸村のオヤジ役)が脳裏に浮かんできましたが、歳をとって貫録がつきましたね。
おっと、少々脱線しましたが、広瀬すずの「なつ」ではなく、「夏」の話のつもりでした。肌寒かったGWが終わったら、なんだか気温が急上昇してるようですね。まだ5月中旬なのに。

では、さりげなく宣伝します。まずは手と足を快適にする道具。汗をかくところですから、風を入れて清潔にしましょう。





・・・グローブのご案内は こちらから >>
・・・・ブーツのご案内は こちらから >>





令和のはじまりは「夫婦坂(めおとざか)」のご案内から。
2019年5月1日 送信


ここは東京都大田区を通る都道318号線、通称「環七通り」の夫婦坂交差点です。ゆるい登坂の200m先左側が「ペアスロープ店舗および工房」、手前の方面は東京湾です。
お客様にペアスロープをご案内する時に「夫婦坂交差点最寄り」とお伝えするのですが、この交差点の信号案内板には首をかしげることがあります。

環七を横切る信号機は「夫婦坂 Meotozaka」。しかし環七上の信号機には「夫婦坂 Meoto Hill」、、、Meoto Hill ? 40年近くこの辺りに住んでいるけど聞いたことがないのです。直訳すれば「夫婦」ではないか!

MeotozakaとMeotozaka Hill、どちらも同じ交差点。訂正する前が気になる。


「夫婦坂」、素直にローマ字読みでいいものを、どこかの役人が片方だけ無理やり欧文にしたのでしょうね。しかし「坂」はHillではなくてSlopeでしょう。それならば「Pair Slope」のほうが理にかなってます。(夫婦はCoupleだけど)

夫婦坂 Pair Slope・PAIR SLOPE ペアスロープ、こうなると交差点が弊社の宣伝になるので、役所はこれを避けたのだと思います。(たぶん)
とはいえ弊社の名も強引に欧文化したものですから、あまり文句も言えないでしょう。「令和」早々にへんてこりんな話で失礼しました。
・・・GW連休中、ペアスロープの周りはツツジが満開です。どうぞご来店ください。

PAIR SLOPE看板の前がバイク駐輪場。申し訳ないことですが、クルマは近隣のコインパーキングをご利用ください。電車利用なら、東急池上線「長原駅」よりダッシュで4分、徒歩7分です。






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