2024年-前半の夫婦坂



只今、アジサイ満開です・・・本店
2024年6月16日


アジサイはかれこれ10年前、我が家にあったのをサシ木にして、本店の入口と裏口に1本づつ植えたのが始まりです。
漢字で書くと「紫陽花」、、、とムラサキが入ってます。しかし本店の花はピンク系だったりムラサキっぽかったり青かったりとバラバラ。これには少しばかり細工してまして。

アジサイの花の色は、土壌が酸性だと青系、中性はムラサキ系、アルカリ性だと赤系になります。その他、土壌に含まれるアルミニウムが関係してるけど、まあややこしいのでそれは置いといて、リトマス試験紙の色ということですね。
数年前までの本店のアジサイの花は青でした。それはそれでキレイなのですが、ムラサキやピンクもほしいな、と欲が出て石灰をパラパラと撒きました。全体じゃなく。
石灰はアルカリ性ですね。だから翌年からムラサキやピンク系の花も咲きました。これでお客様をよりキレイな花でお迎えできる、というわけです。6月だけですが、、、。


本店玄関前:交通量の多い環状七号線の歩道も、このアングルだと風情を感じる。



本店勝手口:豪快に咲いてます。



アルカリ性系と酸性系の花の色、ひとつの株でこうも色が違うのは不思議といえば不思議。



中にはひとつの花がピンク&ムラサキのグラデーションカラーも。



鹿メッシュグローブ、陰干し中:洗えるんです、鹿革は。だから汗臭くないんです。いつも清潔です。


・・・6月16日のアジサイ特集でした。
下旬まで咲いてますので、どうぞご来店ください。


↑夏の道具、いろいろあります。




女性に人気が出そうな・・・
2024年5月29日

ここはかれこれ40年のお付き合いの、弊社牛革をお願いしている姫路の加工所。その主人の娘さんが、一風変わった牛革加工をしているのでご案内しましょう。



これは古代星座。幻想的ですね。

「姫路型なぎさ流」とは姫路押し型を「なぎさ」さんが独自に染色加工した牛革。
上記の3写真は4月に訪問した時のものですが、5月25・26日の京都伏見店営業日の前日に再び訪問して、さらに多くの「なぎさ流牛革」を入手しました。


ご案内、とはいえ、まだ始めたばかり。とりあえずコンパクトジップ財布を作りました。個人的な感想ですが、女性好みの模様が8割、男性好みが2割、でしょうか。

[コンパクトジップ財布・姫路型なぎさ流] 限定調査販売(受注生産)
価格:¥24,000(税込¥26,400) ・・・2~3種の既成ラインナップ品価格でご案内
※革セレクトオーダー料金 税込¥7,700は不要。(10数種から選べる予定)
いずれ販売の既成ラインナップ品も同額。なのでたいへんお得でしょう。(高額なコードバン製のラインナップ品より1万円低いです)
納期:約45~60日

どれを選んでも、まったく同じ模様にはならない革セレクトオーダーの財布です。
※バッグのバーツとして製作も可能です(こちらは税込7,700円増し~)。

いかがでしょうか、個性的な「姫路型なぎさ流」。
 あなただけの一品、丹念にお作りします。
 (期間限定 ~6月末 革材料次第 ※6月20~26日は除く)




ヒョウドウさんとこの鎧、第3話でバクレツ動画!
2024年5月16日

敵陣の新たなプロテクションを検証するために浜松に参上し、その道具を筆者自らバクレツさせた。これまた凄いものを作ったものだと思うのだが、さて皆さまは……?
コラム 第3話、どうぞまばたきせずに動画をご覧下さい。


↑いよいよ敵の城内に出陣。




ブラックボディに赤ライン・・・カラーセレクトオーダーバッグ
2024年5月10日

先日送信した知人のB-3Wのカラーセレクトオーダーバッグ、鶴のマークの航空会社の制服イメージと言われれば否定できませんが、黒/赤っていい雰囲気ですね。なので他のバッグも作ってみました。いやウソです、画像を黒/赤に加工しただけです。(B-3Wだけ本物)

ラインナップ製品は考えに考えたイチオシカラーですが、カラーセレクトオーダーもいいものです。牛革は現在13色ありますので、「自分オリジナル」もいかがでしょうか。。。

左から、ブラック、ガンメタ、ブルー、ダークブルー、アイボリー、オレンジ、レッド、キャメルブラウン、ワイン、ブラウン、、、その他、オリーブ(下記写真:これ私のイチオシ)、ディープグレー、ライムグリーンの各牛革、それ例外にも鹿革のブラック、ブラウン、馬革のブラック、ブラウン、ダークブルー、ワイン、、、キリがないですね。

考えたカラーパターンが、はたしてグッドセンスなのかどうか、不安はあることでしょう。
ならば、ブラックボディをメインにして、パイピングラインの色だけを選んだ方が無難です。知人の鶴の航空会社ファンなら黒/赤バッグのように、阪神タイガースファンなら黒/イエロー、ジャイアンツファンなら黒/オレンジ、カワサキファンなら黒/ライムグリーン、、、というように。

※2色カラーセレクトオーダー価格:各ラインナップ製品価格の税別7,000円増しです。
※納期:5月現在は1ヶ月少々、繁忙期は2カ月以上です。


本体がオリーブ基本ならば、パイピングラインはブラウンかキャメルブラウンかブラックしかないでしょう。写真はオリーブ/ブラウンライン、これはカラーセレクトオーダーではなくラインナップ品です。
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このバッグ、人気が出てきました・・・
2024年5月6日

お客様のB-3Wのカラーセレクトオーダーバッグが完成。
ブラックボディに赤のパイピング。なかなかのセンスですなあ・・・と本店前でパチリ。
ご本人いわく、カラーリングは鶴のマークの航空会社の制服イメージだそうです。
そのお客様はJR(鉄道会社)にお勤めなのですが、なぜご自分の会社のイメージカラーにしなかったのでしょうねえ、、、? 仕事にも使うそうですが、、、。

いずれにせよ、デキのよいバッグです。
人気が出てきましたので、下記ラインナップ既製品でも欠品により受注生産色はありますが、どうせならあなたオリジナルのカラーセレクトオーダーも魅力的、イチオシです。
(欠品の既製品でもオーダー品でも、今なら1ヶ月少々の納期です)

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東京~浜松~姫路~京都伏見店~東京の1週間ですが、、、
2024年5月1日

4月下旬、京都伏見店(不定期営業)の営業日前に、まずは同業社である浜松のヒョウドウプロダクツさんにご挨拶、、、
と申しますか、現在進行中のサイトコラム「ヒョウドウさんとこの鎧」のつづき取材で訪問したのですが、なんと「閉門」、いや定休日。なので裏口から「開門」してもらいヒョウドウ城内に。



右端にある革ジャンは、、、

定休日とはいえヒョウドウ城内には城主や大勢のスタッフさんがおられ、敵将(私)であるにもかかわらず歓迎していただき、ヒョウドウ社の発売前の「エアバッグベスト(エアブースト)」について検証。そして私自らエアバッグ爆発(膨張)を体験。
まあそのことは「ヒョウドウさんとこの鎧 第3話」で詳しくお伝えしますので、5月下旬まで少しお待ちください。ちなみに、私はプロテクション大好き人間ではないので、ヒョウドウプロダクツさんから見れば少々やっかいな存在だと思われますが、、、。





ヒョウドウ社にて検証後の夜はメシ(もちろん酒)。少々飲み過ぎたので翌日遅めの朝に次の目的地である姫路城、ではなくその近くの革加工所に向かう、、、のだけれど、やはり姫路城に立寄る。浜松から300キロ少々の道のりである。

かれこれ40年ものお付き合いになる革加工所、普段は電話とFAXのやり取りだけれど(加工所にパソコンがない)、あらたな革をお願いする時は訪問します。だって、電話や文章、たとえパソコンでの写真のやり取りでも不可能なんですよ。革の「色合い」「ツヤ」「風合い」はですねえ、じかに職人さんと会って、目で見て触れて確かめないといかんのですよ。
加工所ではさまざまな牛革の染色真っ最中。
 ※弊社の革ジャンや革グッズは和牛を含めた国内産の牛革です。
その中に、、、




弊社ペアスロープの革は、どちらかと言えば「渋い色合い」がほとんどなので、テーブルにあったカラフルな革にどうしても目が留まる。「な、なんだこの革は・・・?」
それらは長年のお付き合いのここの主人による製品ではなく、主人の長女「なぎさ」さんの手による革加工製品である。あるわあるわの数十種で、聞けば姫路の押し型を利用してなぎささん独自の染色・仕上げを施した牛革。
その中には「弊社ペアスロープの革グッズに使ったら面白い!」と思う革を見つけたので、何枚かほしいとなぎささんにねだれば、こころよくOK。これは財布用、あれはバッグ用と面白いもの作りができそう。それにコードバンやクロコダイルのような高額じゃないのがうれしい。
それを主人に言えば、「そりゃそうや、娘はワシんとこの革をタダで持ってきよる。ほいでもってワシの工場でタダでワシが染色して娘は仕上げ加工だけじゃあ」・・・とは言いながら、顔はゆるんでます。そんなもんですな、娘さんからおカネは取れんですなあ。。。
5月下旬以降にはなぎささんによる革の弊社製品を、皆さまにご覧いただける予定です。


こうしていつもの通り姫路で職人皆さんと一杯やって(そればっかし)、最終目的地である京都伏見店に向かい、4月26~29日まで店舗営業。
東京~浜松~姫路~京都伏見~東京と1200数十キロ、バイクならさらに寄り道したいところですが、荷物があるのでクルマ。それだけが残念でならんのです。。。



京都伏見店の5月の営業日は25・26日の土日です。よろしければどうぞお越しください。




かれこれ15年販売してますが、、、やはりいい天然素材です。
2024年4月20日

麻はけっこう高価なため、流通が少ない天然素材です。しかも弊社のような麻100%となればより高額なため、なおさらでしょう。
しかしなぜ100%を使うのか、、、
それはザックリと編み込んだ麻の通気性は、心地良く夏をすごせるのです。
さらには、、、
なにより丈夫で長持ち。あれっ? ナイロンやポリエステルのほうが有利ではないのか、と思われがちだけど、それら石油系から生まれる化学繊維のほうが、だいぶ劣化が速いのです。数年、外に置かれたプラスチック(これも石油系)など、手でパキンッと簡単に割れますよね。
そしてさらには、、、
麻は家庭で洗濯できるのもイイ(化学繊維ウェアはお勧めしません)。夏は汗をかきますし、ワンシーズンに数回は洗濯したいものです。アイロンをかけなければ多少クシャッとなるけど、そのクシャ感もいいんですよ。(洗濯時は着脱式フェルトせきついパッドを外す)
あっ、C-57麻は街着にも愛用するお客様が少なからずおられます。(その際は、着脱式フェルトせきついパッドは外して)

今年の夏、来年の夏、そして毎年くる夏に何年も何年も愛用できる麻ジャケット。15年も作り続けているのは、そんな麻が評価されているからです。。。

ちなみに10年少々愛用している筆者の麻ジャケットは、よい意味でのヤレ感が出てます。って、革ジャンじゃあるまいし、そろそろ新しいモデルを着なければいけませんね。
C-57麻 詳細ページへ >>
SG-088麻 詳細ページへ >>




もうすぐ暖かくなるので、早くも涼しい道具を発売しました
2024年4月5日


昨年の猛暑、それはそれはひどいものでした。
5月から30℃を超える真夏日があり、7月から9月は35℃超の猛暑日が多く、なんと10月も真夏日がありました。これでは6ヶ月間も「夏」の季節ではありませんか。それゆえ、昨年のサマーモデルは本格的な夏を待たずに欠品や完売で、ご不便をおかけしました。
なので今年は4月4日からほぼ全サマーモデルを販売開始します。丈夫で涼しい「麻ジャケット」は特に人気で、カラーやサイズがあるうちに、どうぞどうぞお早めに。
 暑い日々は必ずきます! もうすぐにきます!




この春、ちょっと変わったサイト連載の始まり
2024年3月30日


春のペアスロープカタログには同業社であるHYODさんの新製品「エアバッグベスト」をコラム掲載しました。おっと、まだ発売は先のことですから新製品というより、3月上旬時点では未発表の製品でした。まあ、こんな大胆なことやっていいものか、との思いはありましたが、すでに掲載してしまったのだから仕方がありません。
カタログは第1話ですから、つづきは当サイトで連載します。まずは第1話もサイトバージョンに作り直して、3月30日に送信開始しました。写真の数も多くなってますので、おヒマでしたらどうぞ読み返していただければ幸いです。

ところで上記タイトル写真の人物は「井伊直正」。徳川家康の四天王と言われ、関ヶ原でも活躍した武将ですが、連載コラムに関係があるのかないのか、、、?
「鎧(プロテクション)」と「鉄の馬(バイク)」そして「遠州(浜松)」ということで、何らかの関連性はあるのかなあ、と思うわけです。





春の製品ご案内 第2話「信州鹿1頭で1つ」
2024年3月12日

3月7日の送信は「信州鹿グローブ」でした。
今回も同じく鹿ですが、2024年の新製品「信州鹿のショルダーバッグ」をご案内します。
このBB-S1ショルダーバッグは牛革タイプと信州鹿タイプがあります。どちらもカタチはまったく同一ですが、革素材がちがうとずいぶん雰囲気が変わります。


しかし製作に問題があるのが写真の信州鹿タイプで、やはり信州鹿グローブと同じく「1頭で1つ」しか作れません。しかも毎月5~6頭分用意して黒と茶の両方合わせても5~6つ。さらにこのバッグは本店上階工房の革ジャン職人の作で、革ジャン納期優先のため増産はできません。

ということで、受注生産の可能性のほうが高くなるのですが、しかし少々お待ちいただく価値はあると確信しております。
 ・・・手触り感がなんとも言えんのです、このバッグ。しかも丈夫。。。

※牛革タイプも本店上階工房製ですから、生産数はたいしてかわりません。
BB-S1の製品詳細へ >>

信州鹿は野性ならではの小さなキズがどこかにはあります。表側は避けますが、米粒以下の小キズはあらかじめご了承ください。




春の製品ご案内 第1話「信州鹿1頭で1双」
2024年3月7日

2024年の春製品、最初のご案内は・・・「信州鹿グローブ」
初めて登場の「野性のニホンジカ」です。既存ラインナップの放牧ニュージーランド鹿とは、耐久性も強度も柔軟性もほとんど変わりませんが、しいて上げるなら、信州鹿の方がややしなやか、そして「信州の高原の香りがする」ような気がすること、くらいでしょう。
ところが大きく違うところがあります。それは大きさ。信州鹿のほうが身体が小さく、しかも野性ならではの個体の大きさがバラバラです。


さて、グローブは小さ目の個体を使うのですが、なんと「1頭で1双」
上記写真は「信州鹿ショート」ですが、この大きさの革では「信州鹿ロング」は裁断できないので、やや大きめの革を使います。
今回、グローブ用に信州鹿を50頭分用意しました。ということは50双ですが、信州鹿ショートと信州鹿ロングにそれぞれ黒と茶、それらを各サイズで割ると、各色ワンサイズ3~4双しかできません。これでは皆さまに「どうぞご愛用ください」なんて、とても申し上げる数量ではありませんね。
信州鹿グローブ、もし気になりましたら、ひと目、ではなく感触をお確かめいただき、いずれご愛用いただければ幸いです。
各グローブの製品詳細へ >>

信州鹿は野性ならではの小さなキズがどこかにあります。米粒以上のキズは避けますが、あらかじめご了承ください。※ニュージーランド鹿にも多少はあります。




2024年春の製品は、初登場の自信作エトセトラ、、、
2024年2月25日

現在、春夏カタログ制作中です。当サイトのメニューページから、PDFカタログサイトをご覧いただけるのは、3月7日を予定しております。

本来なら昨年のペアスロープ40周年記念でご案内予定の製品でしたが、あまりにも手間が掛かり過ぎて、41周年(中途半端ですね)で初公開いたします。その他「それ、どういうこと?」っていうのもありまして、、、まあとにかくPDFカタログ送信まで、どうぞお待ちください。

チラリ……




自慢の愛用革ジャンが、、、
2023年12月27日 送信


二輪月刊誌 BikeJIN(ばいくじん)の2024年2月号(12月28日発売)の表紙です。
そして写っている革ジャンは・・・もうかれこれ24年目の、私の愛用革ジャン、G-310D 。
カッコいいですねえ、これは。(自画自賛)
そして誌面は……“いつか欲しい”を今こそ手に入れる 特集です。





[G-310D 新品]
実は12月初旬、BikeJIN編集長に、この私の愛用品と新品のG-310Dの2着を送って選んでもらったのですが、「やはり使い込んだ革ジャンのほうが絵になる!」そうで表紙になりました。そうですよね、革ジャンは着込む年数を重ねるごとにシワやヤレ感が出て、いい表情が生まれます。
とはいえ「24年前から愛用しているわりには、あまり古びてないじゃん!」という声も聞けそうです。そうなんです、ほんとはもう少しヤレていたのですが、そんな企画とは知らず、11月に私がキレイに保革メンテナンスをしてしまい、小傷や革のスレが隠れてしまったのです。これ、いいんだか悪いんだか、いや、メンテナンスは必要です。

ところで表紙で終わりの話ではありません。「“いつか欲しい”を今こそ手に入れる」 の特集内でも2~3ページにわたって弊社革ジャンの裏話的な内容(ラインナップ的ではない)が掲載されます。なんだか面白そうなので、どうぞ本をご購入いただければ幸いです。
バイクジン公式サイトへ >> https://www.bikejin.jp/
アマゾンよりバイクジン販売サイトへ >>

しかしなんですねえ、、、どうせなら愛用の革ジャン単体ではなく、それを着た私の姿を撮っていただいたら、より現実的でカッコいい表紙になるのですがねえ……?
編集長はきっと思うでしょう……「それじゃ、本が売れないのでカンベンしてください!」 と。
う~ん、そうかなあ~、オッサンでは売れんのかなあ。。。




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